クリーン、シェーブンの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

「クリーン、シェーブン」に投稿された感想・評価

雰囲気は悪くない。クローネンバーグの『スパイダー』やフリードキンの『BUG/バグ』を想起しながら観ていたら、意外や終盤は同年製作のあの映画を思わす展開で奇妙な一致。ハサミで頭を抉ったりナイフで爪を剥がしたり、ダイレクトで力の入った痛い描写はあるものの(とはいえほんの短いシーンでのことなので、そこをわざわざ宣伝で大々的に打ち出すのは疑問)、ジャンルとしてはこれはホラーでもなければスリラーでもない
音響効果が細かく、疲労感しか生まない話を運んで行く支えとなっていた。
頭をハサミでほじろうとするところにダーレン・アロノフスキーの「π」など、様々な創作物で描かれていたパラノイアックな描写のそもそもの原型である症状が描かれていた。Serial experiments Lainくらい電線からノイズ音が響き渡る。
面白さとかを別裁定にして、重程度の統合失調体験としてこれ以上のものはないんじゃないか。 

ラスト本当に悲しくて思い返すたびに泣ける
生なましい描写も痛くてきついし、ノイズも危うさも精神的にもきついし、生理的不快感半端なくてあまり見返したくない秀作
あかね

あかねの感想・評価

4.0
長らくVHSも激レアだったみたいだが
25年ぶりに公開決定のやつ。
8/27公開かな?
カルト的代表作🌸

自分の頭には受信機。
爪の間には送信機がつけられてる
思ってる1人の男。
施設をでた後、娘を探しに。
そんな中、幼児殺人事件があって...

これ洒落にならない。
頭に受信機つけられたと思ってる
人周りにいたから苦しみがわかる。

爪痛い!頭もなんかくりぬこうと...
なんだろ..リアルだから気持ち悪い。
あと汚い。リアル。
ホンカとかアングスト風味。
数々の映画をみてもこうゆうの
一番うっと詰まる。
精神的だから仕方ないけどさ
図書館で本棚に頭うちまくりの
注目の的はちょっとわろた。

冒頭、一瞬素手で?
車の窓わった笑笑??
またまた汚いトマトの切り方するのよ...
またご飯系あるある汚いもきた。

セリフ少なめ。
不穏なBGMと音楽、
ぼそぼそ声とノイズ
など聴覚的楽しめるやつ🌸
kouzi

kouziの感想・評価

-
ものすごく面白いかと言われればそうでもないのだけど悪くないし印象には残る。
オープニング、エンディングのクレジットやノイズ音、痛々しい描写、精神が病んでしまった世界観は一見の価値ありかも
b

bの感想・評価

-
どこかで観たことあると思えばこのピーターグリーンという人、マスク(ジムキャリーの)のギャングのボス役だった人だ
この手の人は被害者意識で自己を保っているところが大きいからそんな人が加害者として追い立てられたらどうなるか
いままで観た映画の中でもっとも不快な映画。
不愉快ではない、不快。
だから、嫌いではない。
ひねくれてた時代はこれと「ヘンリー」を好きな映画に挙げてたこともある。
今思うと恥ずかしい、かなり。

二度と見たくないと思ってたら25年ぶりに劇場公開されるのね。
いくしかないかぁ…おお、いやだいやだ。
ロッジ・ケリガン監督デビュー作
カンヌ国際映画祭 ある視点部門 出品

ラジオのように次々聞こえるノイズ。
頭に受信機、指先に送信機が埋め込まれていると思い込むパラノイア(妄想症)に取り憑かれる男の話。
しかし、妄想に取り憑かれているのは見ている私たちではないのか?という妄想に陥る不思議な映画。
鏡やガラス、自分の顔が映り込むものを徹底的に排除するが、なぜかフロントガラスだけは取り除かない(笑)
いやああああ、って叫びたくなるグロいシーンもあるので要注意。
いろいろミスリードがちりばめられているが、実は純粋な心の持ち主の話だった…。
凄まじく素晴らしい頭蓋骨幻想。
退屈でつまらない映画大好きなので大好き。
あれかこれか、どれでもない子守唄ならいらないと地獄往きのメロドラマ。平たく簡素に要約すると精神分裂気味の男の瞼の娘を訪ねて三千里の悲惨な末路なのだけれど、ヒステリックに研ぎ澄まされた冷んやりヒリヒリする電波な映像強度が観てる側に感染し殺しにかかって来ててヤバイ。切り裂いた皮膚の中に潜り込んだノイズがこちらを浸食し洗脳する。脳を何度も爪で引っ掻かれてるみたいな不快で不穏で不安定な不安がじわじわと視界に広がり続け、戦慄するのに目が離せない。何処までも分裂症的な映画には明解も難解も正解もないのだし、必要ではないのです。
毒電波に満ちたこの世界で、切望と哀れみに彩られた嫌悪などといった得難い失われた感情を味わえる、そんな場所。海を目指して。
顔には何も浮かんではいない…眼の奥に灯る理解の電球もなければ、腹わたから精神に泳ぎ上がってくる認識も、何もない。
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