舞台は、荒野から酒場の台所へ。銃と銃の闘いから、暴力と法の対立へ。
西部劇のテーマが「開拓」から「文明化」に移り変わる。
序盤で、記号的な悪役リバティ・バランスと旧来的なヒーローのトム・ドニファン…
若き法律家のジェームス・スチュアートが準州の悪党のリー・マーヴィンと対決する。それを手助けするジョン・ウェイン。しかしウェインには心に秘めた思惑があった…。
大物政治家になったスチュアートが町を…
暴力こそが正義だった西部に、「法の支配」という近代化の波が訪れる。実直なジェームズスチュアート、粗暴なリーマーヴィン、寡黙にどっしり構えるジョンウェインと、配役だけでストーリー構成がバシっと決まる。…
>>続きを読む素晴らしいし、開放的な印象をもつ作品が少なくないフォード作品の中で群を抜いて濃い。
しかし、緻密で、目を放す隙がない語り口の本作は、やはりフォード的な人間ドラマを描く。その語り口の緩急が少し変わるだ…
物凄いポリコレ映画。
働くばかりで政治のこと=自分達の生活のことを真っ当に考える余裕の無いシンボーンの人々は、今日の私たちだ。
日本の、またアメリカの政治的荒廃を思えば、全編涙無しには観れなかった。…