シリーズ第9作。珍しく原作もので、火野葦平の「花と龍」という小説を基にしているそうです。
どこまで原作に忠実なのかわかりませんが、ドラマパートが長くてダルい。ただ珍しいのは、健さんが星由里子、藤純…
今回は、高倉健さんの後期作品では見られない。出身地の福岡県の北九州が舞台。なので、設定的にも九州言葉は流暢で、むしろ周りの共演者の方が違和感あり(私が福岡出身なので)
まぁ、それはさておきふらっと…
加藤泰版『花と龍』は画がバキバキに凝りすぎて話を追うのも精一杯だったが、こちらはマキノ雅弘の流麗な語り口のおかげで見やすい。
(こんな話だったのか…)
東宝から星由里子、日活から二谷英明を招致。
…
わたしはこのバージョンの「花と龍」が一番好きです。
ここでの星由里子さんはホントにがんばっているなぁ、輝いているなぁという印象で、とても好感が持てます。
都会的で洗練されたお嬢さん役としてポジション…
愛情の機微がとても細やかに表現されていて、好感が持てる。いい作品だとは思うが、これでは、もはや任侠映画ではなくなってしまう。
そうなると、やはり、最後のクライマックス、殴り込みが、歯切れの悪いものと…