【日本の夏、センソーの夏】と言う事で(笑)その八。
再度、岡本喜八作品。
喜八テイスト満載の傑作。
戦争物でタイトルが『血と砂』なんぞと言う、殺伐としたイメージを思わす感じですが、岡本喜八作品…
脳が消化しきれない勢いで狂躁的な画を繰り広げるさまが、もの凄かった。
軍楽隊の曲にのっての戦闘シーンなど白眉。
登場人物がこちらの予想をガンガン裏切るようなテンションで動くのに、最後にはちゃんと反戦…
皮肉、痛烈な喜八節、苛烈な反戦映画。
ジャズ演奏がとても効いていて、圧巻のクライマックスつながっていく。さらに、これが後年の「ジャズ大名」にもつながるのだろう。
慰安婦描写はドキッとするけれど、た…
戦場に響く賑やかな音楽が場の空気と対極で、担当の楽器名で呼ばれる少年兵たちが純粋無垢でかわいかった。こんな子たちでも、楽器を武器に持ち替えて戦わなければならない不条理さ。
そして、戦場においての性処…
音大をでたばかりのジャズメンたちが中国戦線に配属され三船敏郎の隊長の元で
不条理な闘いをしいられるファンタジー。ファンタジーなのは従軍慰安婦である団令子が演じるヒロインによるところが大きい。
お春…
火葬場とか言ってるけどいつもの独立愚連隊フィールドじゃないか!!
独立愚連隊の骨組みそのままに三船周辺を椿三十郎っぽくした感じ。
伊藤雄之助の良さが初めて分かった気がする。
齢二十にも満たない純朴…
岡本喜八監督が、「独立愚連隊」「西へ」「どぶ鼠作戦」のジョン・フォード西部劇にオマージュした戦争活劇🪖三部作を、少年版として総決算した傑作。小杉曹長三船敏郎が、上官殴打の懲罰で最前線陽家宅に左遷され…
>>続きを読む