武器ではなく楽器を持っていたかった少年たちの話。
戦争映画でこれだけ登場人物たちが音楽を奏でているのも珍しい。ある意味ファンタジー的な世界の中に戦争のリアルな残酷さが描かれていて、岡本喜八の戦争はい…
『血と砂』
東宝・三船プロダクション
1965(昭和40年)
(U-NEXT)
「三船敏郎扮する鬼曹長と黄塵吹き荒ぶ北支戦線で楽器を武器に戦った十三名の少年軍学兵の話である」(予告編)
持田一等…
戦場に響く賑やかな音楽が場の空気と対極で、担当の楽器名で呼ばれる少年兵たちが純粋無垢でかわいかった。こんな子たちでも、楽器を武器に持ち替えて戦わなければならない不条理さ。
そして、戦場においての性処…
火葬場とか言ってるけどいつもの独立愚連隊フィールドじゃないか!!
独立愚連隊の骨組みそのままに三船周辺を椿三十郎っぽくした感じ。
伊藤雄之助の良さが初めて分かった気がする。
齢二十にも満たない純朴…
このレビューはネタバレを含みます
楽団と兵団の差異と符合の話。
三船敏郎はもちろん良かったけど、犬山一等兵の佐藤允がキャラも演技も勢いがあってとても良かった。
爆撃に音楽で対抗する最後もグッときた。
持田一等兵 : 靖国…
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おい!貴様!
泣きっ面見せてんじゃねぇ!
パァーッと明るく行こうぜ!
パァーッと!!!
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ノリノリなレクイエム♪♪♪
なんだこれ〜!?
最高じゃぁないかっ!!!!!
聖者の行進を奏でる軍…
岡本喜八監督の戦争悲喜劇。
少年兵達による楽団が、敵国アメリカのデキシーランド・ジャズを演奏しながら登場というありえないオープニングに嫌な予感がしたが、終わってみればなかなかの力作だった。
紅一点の…