血と砂に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『血と砂』に投稿された感想・評価

今の所外れ無しの喜八イズム陰と陽の最骨頂。

毎度お馴染みな三船先生と仲代先生は言わずもがな、群を抜いてカッコいいのは天本先生。

「プライベートライアン」の元ネタなのかと思うくらいプロットそっくり…

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it
4.1
上官に逆らった軍曹、戦闘力皆無の音楽隊、朝鮮人慰安婦という組み合わせの戦争モノ。なのに、なぜか喜劇要素多めの青春モノにもなっている。で、ラスト。岡本喜八、化け物だな。

このレビューはネタバレを含みます

戦場に鳴り響く青春
青春に音楽と仲間と女は欠かせない
童貞である事の初々しさとそれを受け止めてくれる慰安婦の広さ
戦場にもある無邪気さと少しの悪さと響き渡る音楽
少しずつ楽器は抜けていくけど、それに…

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tomoko
4.6

「ここは地獄の最前線!殺らなきゃこっちが火葬場行きだ」
終戦間近の北支前線。八路軍の猛攻で日本軍の重要軍拠点ヤキバ砦が全滅した。だが、この砦奪還の命が鬼曹長・小杉に下る。戦争体験のない13名の少年兵…

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けい
4.5

カメラの置き方、会話のテンポとカット割りだけで神、映画作りがうますぎる

そんで戦争を経験した人間故のニヒリズムと、それでも人間の心とか音楽の力を信じたいロマンチシズム(?)が幾層にも重なったシナリ…

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なるほど。「名作」と後々にまで語り継がれる映画は、やはりすごいのだな、と。
後半の展開は、もはや奇跡的。

経験者は語る、岡本喜八と三船敏郎による最高の戦争エンターテイメント。
岡本喜八監督ということで、ディキシーランド・ジャズナンバー「聖者が街にやってくる」のマーチングで始まるオープニングに期待度が高ま…

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5.0

このレビューはネタバレを含みます

独立愚連隊の完成形と言ってもいいような面白さ。兵隊と葬儀屋と軍楽隊一行がデキシーを引き連れ向かうはヤキバという決められた負け戦。女を知らずに逝ったトロンボンとクラリネット哀しみの盲撃ち。ヤキバには兵…

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まさかの冒頭日本兵が楽器を鳴らし踊り
ララランドも圧巻の導入。
冒頭の音楽隊達のコメディも面白い!
これマジで昭和40年の作品!?ってくらい大満足の作品。
でもなんか他の映画の満足感とはちがうんだな…

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戦争とジャズ。
初めて観たがめちゃ面白かった。
ラストはアイロニカルだったが、大上段に構えたメッセージが無くて、テンポ良くて、カラッと明るくて、コミカルなとこが岡本喜八作品のいいところ。

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