クストリッツァの『アンダーグラウンド』より何十年も前に、こんな映画があったのか。爆撃の音と共に火葬場に響き渡る「聖者の行進」の演奏が頭にこびりついて離れない。
岡本喜八の映画久しぶりに観たら、もう…
人生でぜったいに浴びるべき衝撃。
前半笑い、後半シリアス、クライマックス衝撃の完璧な構成と言えるのではないか、と思う。
喜劇風に描く戦争の、あの時代の面白さ、やはりギャップが笑いを生むのだろう。…
今の所外れ無しの喜八イズム陰と陽の最骨頂。
毎度お馴染みな三船先生と仲代先生は言わずもがな、群を抜いてカッコいいのは天本先生。
「プライベートライアン」の元ネタなのかと思うくらいプロットそっくり…
戦場に鳴り響く青春
青春に音楽と仲間と女は欠かせない
童貞である事の初々しさとそれを受け止めてくれる慰安婦の広さ
戦場にもある無邪気さと少しの悪さと響き渡る音楽
少しずつ楽器は抜けていくけど、それに…
20210524-154
原作:伊藤桂一『悲しき戦記』(1963年)
美術:阿久根巖
葬儀屋(伊藤雄之助)セリフ
「靖国だけには行くなよ、あそこには他の神様にいじめられるから。一番良いのは何にもな…