ネオレアリズモの巨匠ヴィットリオ•デ•シーカ監督作品鑑賞3本目。
『自転車泥棒』よりこっちがウンと好き。
天涯孤独な老人と愛犬の哀愁が堪りません。
この作品は監督が父親ウンベルトに捧げた作品で本人…
自転車泥棒のヴィットリオ・デ・シーカが監督。自転車泥棒も見てて辛いものがあったけどこちらもなかなか。
今の日本の現状と将来のことを考えるとどこか他人事とは思えず。
物乞いしたいけどプライドが邪魔して…
貧困に打ちのめされる主人公が金策に奔走する姿を描く、ヴィットリオ・デ・シーカによるネオレアリスモの傑作。当時のイタリアの社会の様相を辛辣に描いていて、主人公の愛犬フライクだけが唯一の癒し。
映画は…
フョードル・ドストエフスキー『罪と罰』には、彼のすべての小説がそうであるように、主人公ラスコーリニコフの他にも、主人公クラスの人物が様々に造形されており(ポリフォニックな群像性)、そのうちの1人にマ…
>>続きを読む一人暮らしの老人ウンベルト。家賃は上がるが年金は上がらず金策に奔走するがどうにもならない。彼は愛犬もろとも死のうとする。
ヴィットリオ・デ・シーカ監督作品
印象的なシーン
・年金アップを求めるデ…
貧困に喘ぐ敗戦後のイタリア、今にも家を追い出されそうな老年の男の話。
正直今の日本も似たようなものだし、自分も他人事ではないと感じた。
主人公のウンベルトには性格や家賃滞納の件などで同情できない部分…
フライクと呼ぶ声が切ない。
終わり方がすごくいいと思った。
デ・シーカは地味にミクロなサスペンスが上手いと思う。
ケリー・ライカートの「ウェンディ&ルーシー」の元ネタはこれか…!
映画によって…
ウンベルトさんの貧困な年金生活は見るに耐える始まり。
しかし家賃滞納は良くない事なので、同情は少なめに観てた。
アリの駆除が水攻め火あぶり、ツッコミどころは時代もある。
デコピンみたいなワンちゃんフ…
老人と犬、そして貧困。本来ならば生きるための力になりうる犬も、貧困下においては不安の種や大きな心労のひとつになったりもする。
それは犬以外の家族に置き換えても同様のことが言えるし、非常にぞくっとく…