人間の一生と罪
キム・ギドク監督の異色の作品。人里離れた寺に住む老僧と幼児。幼児はその寺で育ち、殺生の罪を一生背負うことになる。そして女を愛し、人を殺め、懺悔をし、そしてまた幼児を授かる。自然の中…
人間の業を自然と共に表現した寓話の様な物語。春夏秋冬の風景が起承承転を表し、結がそのまま春の起となる輪廻構造。
寺の小僧が罪を犯し再び寺に戻り、反省し、それを後世に伝えていうストーリーはありがちで…
湖に浮かぶ寺という絵面が本当に美しい。
そこで主人公の少年僧が生き物や人との出会いで、学び、自分と向き合い、成長していく話。
ギドク作品としては静かな作品で、私はかなり好きな作品だった。
師匠の老僧…