キム・ギドク作品には毎回ハッとさせられる場面や描写が必ずある。
ところがこの映画は他の映画以上に静かだが、雰囲気の良さが主張してくるため春夏秋冬の意味を強く感じ取れる。
春は無邪気な子供。夏は恋…
マクベスの言葉を拝借するなら汚いは綺麗、綺麗は汚い、汚いは綺麗な物話だった。閉鎖的大自然の中でたった1人の坊さんの下で育ったら、急に現れた女性に狂ってしまうのはまず間違いないけど、煩悩から解放され悟…
>>続きを読む半年にいっぺんぐらいどうにも見てしまいたくなるキム・ギドク作品。これに似た感じを味わうためには昔のATGの寺山修司作品とかになっちゃう。もちろん今こんな作風はいないわけで、その意味で貴重だったんだけ…
>>続きを読む世界も人生も繰り返しのモチーフ。自分が今いる環境で観たということでバイアスがかけられているのかも知れないけれど、何かがひたすら強くのしかかってきて吐きそうになった。人生をかけて繰り返し観ることになる…
>>続きを読む煩悩をなくすには煩悩の存在を認識しなければいけないのかもしれない。
山奥にある俗世と切り離された寺に住む少年の人生を四季で表した映画。
季節が巡っていくように命もまた巡っていく。
教えが次代へと受…