ブレスの作品情報・感想・評価

「ブレス」に投稿された感想・評価

kiko

kikoの感想・評価

3.0
んー…。ギドク監督らしいといえばらしいが、んーいまいちだった。
くぅー

くぅーの感想・評価

3.8
死刑囚と主婦の二人の息詰まった日常描写から始まるが、思わず息を飲み込んで見入る。
この監督の相変わらずの荒唐無稽な設定も、慣れてきたせいか、さほど気にならず、生と性の四季を意識させるあのミュージカルも何気にすんなり受け入れてしまい・・・ある意味、キム・ギドク中毒になってるのかも。
息を止めたことで死への恍惚感を得た経験のある主婦のエピソードが、個人的には効きましたね・・・あのクライマックスでの冬の吐息の交わりの後の、天国と地獄の描写には思わず頷く。
死を目前に愛の息吹きを感じてしまった死刑囚・・・静かに息苦しいラストも印象的。
チャン・チェンの寡黙な表情での熱演が圧巻。
JF

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4.2
積み上げる愛。

本作では性描写も抑えられ、上品なムードさえ漂う。丁寧に積み上げる愛が描かれる。死刑囚と女。女と旦那。死刑囚と同房の男。

今までのギドク作品があまりにも積み下げる愛ばかりを描いていたので本作やうつせみは異質に感じる。ハッピーじゃないハッピーエンド。

歌う女。園子温監督作品、「恋の罪」の神楽坂恵の鏡のシーンを思い出した。
昨年末にSABU監督最新作「ミスターロン」を観て、主演俳優があの「クーリンチェ」の少年が張震(チャン・チェン)という役者である事を再認識。
彼が唯一出演した韓国映画がキム・ギドクの本作「ブレス」。

刑の執行を控える死刑囚が喉を突き自殺を図る。
声を失った彼に面会を求める浮気する夫(今をときめくハ・ジョンウ)と娘を持つ女性。
なぜか面会謝絶を許す姿の見えない所長らしき人物(キム・ギドクらしい)。
房の中には彼に想いを寄せる若者とあと2名。

説明がなされもせず、不可思議な息遣いが静かに映し出される文学的で美麗な映像にクラクラさせられる。

声を失った故、全く台詞の無い張震が起用出来るテクニックは、「ミスターロン」の初めての異国で言葉を操れない主人公に繋がっており、SABU監督の機転に感心していたところだったので残念な印象となる事に。
キム・ギドク監督のどうしても張震を使いたかった強い意志と作品に対する意地が漲っている。

〜〜

洗濯した白いシャツが車道に落ち、汚れたシャツをゴミ箱に投げ込むシーンが印象的。
パン

パンの感想・評価

-
鮮やかに明るい歌と原色に彩られた美しい風景が、人間の奥底にはある
摘出されても人体に全くと言っていいほど影響が出ないにも関わらず多機能を有する脾臓のような作品です。これだから映画はやめられません。キム・ギドク「ブレス」

キム監督の次作「嘆きのピエタ」には作り手が劇中人物に寄り添う感が強すぎていささか敬遠気味の私でしたがこの作品は素晴らしいです。

万田邦敏「接吻」の時に感じた「脾臓」のような産物に久しぶりにめぐり逢いました。
こんな映画はともすれば封印されるか酷評されます。だからこそ映画は、特に同世代の感性なんて当てにならないのです。


   
キム・ギドクの世界観

見終わってなんなんだこれは、、、と。
登場人物の誰の心情も理解できない。

セリフなくお芝居をする俳優さんが毎回素晴らしい。

星がつけられない。
え?え?えええ!?ってなった笑
何がなんだかわかりません((T_T))

まず女性、なんで最後あんなことしたの?
なんであんなことしといて、心から楽しんで雪合戦して家族元通り★みたいになるわけ!?!?
チャンチェンは、あなたの何だったの、、?

そしてチャンチェン、なんで写真取られるとわかってて貼るの? 取られるの暴れるほど耐えられないのに、、隠すなりポケットに入れるなりすればいいじゃん! なんで!?

あとあの囚人メンバー何!?!?
チャンチェンを好きな人はわかるけど、どうして他2人も写真奪おうとするの? どんな関係??
ラストカット何~~~~((T_T))

別に、すべてを丁寧に教えてくれなくたって、すべてを描写してくれなくたっていいんです、たまには考えるのもいい、でも、これはその域を超えて、謎過ぎます((T_T))
謎の上に謎が重なって、自分でもっかい考えてみようという気も起きず、、(^q^)
人ってわからないものだと言いたいのでしょうか、、

でも正直、途中まではこの先どうなるんだろう?とわくわくしながら見てました、
みなさんの言う通り女性役はなんであの人?とも思いましたが(^-^;
やっぱりチャンチェンさんの目はいいし、あとあの娘役の子とっても可愛い..♪
解説ブログでも探しにいこうかな、、笑
Ryou

Ryouの感想・評価

3.2
何度も自殺未遂を繰り返す死刑囚の男と
その男の元に四季を与えに通う女の物語
セリフ量が少なくて静かに進んでいくが
異様な愛の形が描かれてた

セリフはなく目力と表情だけで演技をする
チャン・チェンがすごかったけど
この女優さんは好きになれなかった

これもし日本でやるなら
大西信満と筒井真理子かな 笑
emily

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4.0
刑の執行が迫った死刑囚の男チャンは自殺未遂を繰り返している。一方主婦のヨンは夫は浮気しており、家では常に空虚感を感じていた。チャンの自殺未遂をニュースでしり、彼に興味を持ったヨンは刑務所に会いにいく。残されたわずかな時間に”四季”のプレゼントをする事にし、壁紙と衣装と音楽を手に再び彼に会いにいく・・

 囚人たちは言葉を持たない。しかしその中に説明はないがチャンを好きな男がおり、会話のないやりとりの中で徐々に移りゆくチャンの心情を見る。一方家では最低限の会話があり、言葉を発するヨンの心情は一切浮かんでこない。チャンと会った時には笑みを見せるがそれさえも、作られた物に見えてしまう。死を望むチャンと、彼に四季を見せることで生きがいを感じるヨン。数回の面会はすべて監視カメラで顔の映らない人物により見られている。そう二人の面会は保安官たちの見世物、観客の見世物として、もう一つ枠組みを与えられる事で、より客観的に二人のやりとりを見せられる事になる。

 彼女はチャンに永遠と自分の話をする。当然彼が言葉を発する事はない。四季のプレゼントにおいても彼のためではない。結局それをやってる自分に酔っており、自身の夫との思い出を重なり合わせるのだろう。男と女が密室で会えばする事は一つと、盛りのついたように徐々にキスからエスカレートしていく二人。それを監視カメラの映像に切り替えながら見せていくのだ。まるで人の恋愛ごとを覗き見するのは楽しいだろう・・と言わんばかりに・・そうして二人の欲望はこのカメラの向こうの男にコントロールされているのだ。それは人は性を前にしたとき理性を失ってしまう動物であること、しかしそれが最も人間らしい感情なのかもしれない。

 死を望むのは自分が生きてるからできることである。彼女が男に入れ込むのは確かに帰れる場所がある安堵からかもしれない。皮肉にもその行動が夫の心をただし、家族を立て直すきっかけになる皮肉。言葉ではなく息遣いでみせる。女は自分の夫婦を男に重ね、気が付いたら男も同じ事を行っていたのかもしれない。だからこそ最後の最後に”生”を感じたのかもしれない。
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