1960年の映画。
親は手漕ぎ舟で海を渡り、険しい山道を慎重に登りながら家へ水を持ち帰る。子供は親の帰りを仕事をしながら待っている。時代背景や当時の都会であった尾道から離れ、島に住むという不便さが現…
台詞を排することの映画的必然性はわかるけど、子どもが釣った魚を売るための交渉をする場面で、言葉を介したやり取りを近くでうつさないためにカメラが遠くで様子を見守る子どもの位置まで下がるのは少し強引さを…
>>続きを読む日本の白黒映画をみるのは初めてで、ノスタルジックな感情になった。何も無い島で暮らす夫婦と子供のお話で、終始セリフが全く無いのに感情がはっきり伝わってきて胸が締め付けられた。水を桶で運ぶシーンが印象的…
>>続きを読む奥さんが、泣きはらした後に夫の姿を見て何事も言わず農作業に戻るあの瞬間!
何かを諦める悲しみや、それを受け入れる冷静さ・賢さ、もっと言えばその諦めがこれから先死ぬまで続くことへの絶望までもが、その…
20221005 自分用忘備録
難解な映画かと身構えてみたら、平易で分かりやすく、画面の強い、ただ面白い映画だった。
セリフはないが別に必要でもなく、十分にかみ砕いてあるし、説明的な劇伴が理解を助…
瀬戸内海の孤島で自給自足の赤貧生活を送る一家のお話。印象的で耳から離れない劇伴。お母さんこと乙羽信子はスリム過ぎて漕いだり担いだりもへっぴり腰。
そもそも何でこんなとこ住んでんだ?と思わなくもない…
講義課題
サイレント映画に属しているが、波の音や息遣い、泣き声は入っており、台詞は一切ない、というのが不思議な感覚だった。毎日島と本土を手漕ぎの船で行き来する夫婦。水を汲んで担いで運び、少しずつ少し…
孤島に生きる家族の日常生活と、太郎の死。
それ以上もそれ以下もない内容。
話としては簡潔で、そういう意味では台詞も必要ないのかもしれない。
ただ、同じような画でゆったりとした進行、それも台詞無し…