穏やかで波の立たない静かな映画。
じんわりラストのシーン、阿部寛のナレーションで泣けた。
人生って何かちょっと間に合わなくて、
その後悔を自分の心の中でどう上手いこと消化していくかだと思ってるんだ…
日本独特の空気感の家族で過ごす夏
邦画でしか出せない良さが詰まっていた
子供の頃、夏休み祖父母の家に遊びにいくのがとってもたのしくて好きだったこと
泊まらないのかって聞いてくるおじいちゃん、おばあち…
素晴らしい…。
キャラクター間の空間を立ち上げる演出が鋭く、人物の捉え方においても、ショットの構図からキャラクター設定に至るまで、一文の狂いもないように思える。物語はたった一日の出来事に限られている…
35mmフィルムで鑑賞。
初っぱなの樹木希林とYOUのやり取りからもう最高。
阿部寛が熱弁してる間に親族全員でよしお君をバカにし合ってるくだりが好きすぎる。
1ターン制のやり取りじゃなくて同時多発的…
(C)2008「歩いても 歩いても」製作委員会