栄枯盛衰と人間の謎を革新的な撮影編集.型破りな構成脚本で描いた映画の可能性。
多彩な監督たちに愛され映画史の中でも大事な一本であろう今作を再見してみた。
まず本作は新聞王として隆盛を極めたケーンとい…
全てを手にしながら、何一つ遺せなかった男
起こった出来事だけで人は語れない。
「どう生きたか?」「誰のため生きたか?」が重要である事を冒頭のダイジェスト映像で示す。出来事の一側面のみばかりが語られ…
このレビューはネタバレを含みます
この時代にこんなに仕掛けが発明されて、それが悉くハマっているのがすごい。
ケーン役のオーソンウェルズの演技に何回もあっとされた。
ケーンの没落に納得感が大きい。
独裁的かつカリスマ性のない人間性とい…
⑥①
いやあすごい。
こんなに昔の作品はみたことがなかったがこの映画に見入ってしまった。
ひとことで言うとおもしろい。
そして社会性、メッセージ性も抜群。
これを二十代中盤で撮ってるオーソンウェル…
このレビューはネタバレを含みます
海外映画の見るべき映画に必ずランキングされるこの映画。
なので見てみました。
バラのつぼみをキーとして生涯が描かれます。最後のシーンで、謎は解けるのですが、それよりも色々と実験的な試みがされていると…
すげえ、すげえよオーソン・ウェルズ。
映画史的な意義とかショットの革新性とかは多分語られ尽くしているし、そもそも私が言うべきことじゃないだろうから省くとして、そうしたある種文脈依存的な楽しみ方をせず…
ただ1人の人生を追うだけなのだけど、ローズバッドの真意を探るミステリー仕立てで見やすかった。
華やかな暮らしや芸術品も、注がれることのない器のようでどこか虚。
直接的には明示されない哀愁と周囲の無…
"映画史上最高の映画"はいくらなんでも盛りすぎやろ、と思っていたけど町山氏の解説ですごさがわかりました(YouTubeのやつです。めちゃくちゃ良い解説です🙆♀️)。
パンフォーカス、特撮技法、モ…