映画界の様々なレジェンドや巨匠たちが、この作品をオールタイム・ベストに挙げているのを尻目に、ささやかな観客の1人として深く胸に刻まれたのは、たった1人の男の巨大な空虚さをテーマに、大小様々な技術や演…
>>続きを読むもうぜっったいに途中で飽きちゃうわ〜って思ってみ始めた割には、かなり見応えあり。白黒映画だとしても、あまりにも場面の切り替え方が秀逸すぎる。新聞社がどんどん盛り上がっていくシーンとか、上手に繋げてて…
>>続きを読むあらゆるランキングで上位をとる「市民ケーン」。初鑑賞。
物語に惹かれるものはなかったけれど、撮影方法や見せ方など今の映画で見るものばかり。この映画が残した功績を感じた。
尊敬を込めて少し点数を上…
映画史上最高傑作と云われる本作、今更ながらの初観賞。
“薔薇の蕾”という言葉を最後に亡くなったケーンさん。
その言葉の意味を求めて、巨万の富を手にしながら孤独に死んでいった新聞王、ケーンさんの人生…
全てを手に入れ、全てを失った男が最期に思った事とは。
映画史上に残る名言、「バラのつぼみ」の意味が分かった瞬間、とてつもない虚無感に襲われる。
僕の好み的には、めちゃめちゃ面白かった!と言い難いけ…
このレビューはネタバレを含みます
影響力のあったランドルフ・ハーストをモデルにした作品。バラの蕾は、彼の愛人の性器につけた名前らしい(俗説)。皮肉、哀愁、後悔、権力、愛、あらゆる感情が凝縮されたようなワードチョイスが絶妙だ。ハースト…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
「市民ケーン」を見て、ウェルズが天才的な映画作家として評価される要因は、映像と脚本の双方において当時の古典的ハリウッド映画と比べて革命的であったからだと考える。
まず映像の観点で言うと、ロングショ…
新聞王ケーンが最後に残した言葉「バラのつぼみ」の謎を追って、彼の生涯を追っていく。
古典的名作として名高い作品だけれど、若い頃に見たときは何が面白いのかさっぱり分からなかった。今見るとそれなりに味…