優美な貴族たちが大自然でバカンスか、癒されるな…とか思ってたら姉妹の母親に欲情しはじめたあたりから雲行き怪しくなってきて
クリエイティブ系ヤリ目キャンプとか、変態大告白の熱弁シーンもあって
盛り沢山…
観終わったあとも、思わず声をひそめて喋りたくなるような静かな映画。
印象派の絵画のようなふんわりとした優しい雰囲気でありながら、厳しいストーリーがただの美しい物語では片付けさせない。
書物への愛…
「君が僕の朝食だ」
ぱくぱくぱく
果てしなくアントワーヌを見ているようなんだ
ピエールレオではなくて。
なんかやらかしてしまいそうなソワソワ感と、でもどこかで成長を見届けたくなる謎の親心
全然いい…
海辺に聳える雄大な海成段丘には三角関係を矮小的にも誇張的にも映す。長尺であり二十世紀初頭の時代背景の堅苦しさと端正な撮影がトリュフォーのヌーヴェルヴァーグの面影を掻き消すようであまりノレず。(完全版…
>>続きを読む厳格なピューリタン姉妹と自由恋愛主義のフランス人の価値観の差異が現れていて、とても面白い。フランス人が吟遊詩人オルフェウスのように映るのか。
姉アンが界面活性剤のように水と油を乳化させる機能を果たす…
絵のように素敵な場面ばかりで、衣装や美術がそう思わせる。ピクニックしているシーンや海を見ながら絵を描くシーンなんか特に。彼女たちが住むお家も可愛かった。
ミュリエルを恋という病が蝕んでいくのが切ない…