こういう映画があるのか
笑えるでも、泣けるでも、腹立たしいでもなく、ひたすらかっこいいショット。色気。
濱口竜介監督は『映画で撮りたいものは物語ではなくエモーショナル』(大意)と語っていたが、本作を…
ジョン•カサヴェテス監督
カッケーーチョーカッケーー
どんな時もどんな時も僕が僕らしくあるために好きなものは好きと言える気持ち抱きしめてたい、そんなクラブオーナー、コズミの好きなものへの執着を覗く…
このレビューはネタバレを含みます
なんか熱い気持ちになってくる映画。カサヴェテスが私財を投じて映画を撮っていることと、この映画の内容を重ねるのは安易なのかな。でもどうしても重ねて見てしまう。
コズモは全く立派な人間とは言えないが…
赤い照明に照らされたコズモが煙草を咥えながら画面を横切るカットがかっこいい
コズモを殺そうとするマフィアの動きが大袈裟でコミカル
その男とコズモの駆け引きの結末を映さず、黒人の女の子のシャワーシーン…
フィルム・ノワールの皮を被った、というかもはや隠す気ゼロの私的映画でとても良かった。普通なら最大の見せ場になるはずのドンパチシーンはやけに淡々とし、代わりにカメラの興味は常にクラブ「クレイジーホース…
>>続きを読む破滅してゆく男の寂寥と哀愁。ベン・ギャザラの溢れ出るダンディズム。ストリップクラブ、道化人、半裸で踊る女たち。艶やかな赤いスポットライト。夜の街のネオンと暗闇。極端な光陰のコントラスト。暗闇の中へ沈…
>>続きを読むカサヴェテス見ると「なんか分かるようで分からないけどなんかすごい」というアホな感想ばかりが毎回思い浮かぶが、何かに取り憑かれたような男の生き様はどうしても見入ってしまう。サフディ兄弟はこの映画から大…
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