“暴力の連鎖”を描いた映画はこれまでにも沢山作られてきたが、ヴェネチア映画祭で10冠の栄誉に輝いたマケドニア人監督ミルチョ・マンチェフスキーによる本力作は、暴力が暴力を生む様を無限ループ的に演出して…
>>続きを読むオムニバス作品ですが、"人はなぜ殺し合うのか"をテーマに、「言葉」、「顔」、「写真」の3つのパートがものすごい絶妙に絡み合ってきます。内容はいずれも結構重め。
物語の構成や時間軸を考え出すと難しく…
オムニバス3部構成。
第1部は、海を背にした僻地に建てられた修道院を舞台にした話。
第2部は、うってかわって、都会で写真誌の編集者として働くキャリアウーマンの話に。
不意に襲う暴力の暴発しか共通点…
このレビューはネタバレを含みます
第一部
マケドニア人に追われるアルバニアの娘と
沈黙の行に励むマケドニア人の僧の恋物語。
第二部
イギリスの雑誌編集者と 愛人の
ピューリッツァ賞受賞カメラマンの再会と別離。
第三部
マケ…
3部構成でストーリーが構成されていくうち、2部までは正直、これはどういう話なんだ…と困惑していた。
3部になって、これまで見てきた数々のシーン・台詞が繋がりを持ったように思えて、エンドに期待を持った…
情愛に満ちた映像が綴る、言語や宗教の壁を超える愛と、それを引き裂く不毛な対立。人間の最も醜悪で残虐な行為を、顔に弾を撃ち込まれたように目に焼き付けてしまった後では、その前の自分に戻ることはできない。…
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