灼熱/灼熱の太陽の作品情報・感想・評価

「灼熱/灼熱の太陽」に投稿された感想・評価

モ

モの感想・評価

3.6
3部とも同じ人が演じている映画は初めてみた。
全てのストーリーが全部繋がっているような感覚になる。

私的には1話目の作品が、悲しかったし、とても辛かった。
紛争という言葉を思い知らされた。
ぴな

ぴなの感想・評価

2.9
オムニバス形式だと知らずに観たので、第二章が始まった時に"あれ?生きてる?お兄さんが死んだことでクロアチア人を憎んでいるけど、クロアチア人の恋人はセルビア人に殺されたのに?"と混乱して慌ててあらすじを確認。

同じ役者さんが三話ともメインを演じることで、違う立ち位置と環境でありながらも、愛と欲望と葛藤という共通のテーマを持たせながら、紛争のもたらした悲劇をうまくまとめていたと思う。
個人的には一章が一番えぐられた。

この紛争だけではなく、南北朝鮮や西ドイツ東ドイツでも言えることだけど、地続きに国境が存在しない島国の日本ではきっと彼らの痛みのごく僅かしか分からないんだろうな。
nobu0326

nobu0326の感想・評価

3.9
ユーゴスラビア紛争の悲劇を描いた映画。
① 美しい風景、海と風。犬、猫、羊。不安。笑顔のない暮らし向き。暮らしの中での基本的なもの、冷たい食事、そして悲劇。
②癒されない心。根底にある悲しみ。言い争い、排泄的セックス。
③再生。忘れられない過去。薬と酒、狂乱。
そして最後に開かれた扉。
人間はどこに行こうとしているのかを強烈に突きつけられた映画でした。
Nakapi

Nakapiの感想・評価

3.5
違うエピソードに同じ俳優を使っているのがそうさせているのかも知れないが、とても印象深い映画。
ユーゴスラビア紛争が背景で3話からなるオムニバスでも全話通して同じ俳優が演じてる。民族紛争前後の恋愛や家族愛がテーマ、日本人には理解できないダークな作品。
WOWOW、R15指定。
Tiara

Tiaraの感想・評価

4.5
戦争の惨さ短絡さ
若さ故に不協な親子関係
敵国と理性が止めても
内側が向いてしまう
両国の間を交錯する感情が
ジリジリと灼熱地獄
異なる時代に暮らす、異なる人々の3つの愛の物語。
対立、憎しみ、許し、この全てが2時間という短時間で表現されていて素晴らしい。
映像も美しいし、何よりティハナ・ラゾヴィッチの演技が凄い。異なる3人を見事に演じている。
凄まじい映画。
カモメ

カモメの感想・評価

3.5
クロアチア人とセルビア人との間で起こった民族紛争を背景に、3つの時代の3つの恋愛を描いた人間ドラマ。
民族紛争が原因で、今までの常識がひっくり返り、仲良くしていた隣人がある日いきなり敵になる。そういった社会の不安定さを描いています。

愛し合っていたのに引き裂かれたり、憎んでいたのに惹かれてしまったり、10年毎に設定を変えているので、男女の立ち位置がそれぞれ異なるのが興味深い。
映画的な演出は少なく、日常を切り取ったかのような自然さが良い。

クロアチアの景色や水辺のシーンは唯一清涼感があるけれど、全体的に陰鬱なので、見ていると肩こりがします(汗
2番目のストーリーは登場人物が皆、情緒不安定すぎて見ていて辛い……面白く無いわけではないのですが、闇が深すぎてラブストーリーとして見るには重すぎる。まだ終戦から年月が浅いため、まだ拭い切れてない生々しさを感じます。

1991年は戦争開始の混乱を
2001年は終戦後の不安定さを
2011年は戦争を冷静に受け止めて未来へ歩む
そんなストーリーを感じさせる作りが良かったです。
歴史を勉強してからもう一度見たい作品です。
KentF

KentFの感想・評価

4.1
三つの時代は、全然違うようで、似てる。似てるようで、全然違う。
そのことを伝えているのは、一人三役の演出だけでなく、様々な音楽、性、そして「境界」の描き方。
「境界」に浮かび、行き来し、空いた穴からにらみ、閉ざし、開く。時代が変わっても、性の衝動や音楽の社交性は変わらないが、表れ方は異なる。
クロアチア人とセルビア人によるユーゴスラビア紛争。紛争が勃発した1991年、紛争が終結した2001年、その10年後の2011年、対立する民族同士に生まれてしまった男女の3つの物語。登場人物は違うがメインの役者は同じ。1人3役。
どれも切ないお話だったけど、一番好みだったのは2つ目。憎悪や嫌悪が入り混じりつつ肉欲に勝てない感じ。それでいて情もあったようで尚更切ない。
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