運命か因果か
元妻は、裏社会のボスの女に…。帰省元サヤものと現金輸送車強盗ものを掛け合わせたような、一人の女性と大金をめぐる巻き込まれサスペンス型の強盗ノワールは、ダブル・クロス(裏切り)に溢れて…
入口から光が入り、カウンターの更に奥へ進んでいくとテーブル席が広がっている、バーの縦型構造が良い。再会場面も奥のステージ上にいる女が、手前側の男に高低差で気付く。
それと対照的なのがガスを撒く現金…
「いつも自分の勝手ばかり!」とか吐かすやつこそが自分勝手なんだよな。
女の裏切りにもめげずに向き合い想い続ける主人公がダサカッコいい。
終盤からのハラハラ感は静と動、二つの種類が用意されておりと…
ロバート•シオドマク監督フィルム•ノワール作品、鑑賞6本目。
スティーヴン•ソダーバーグ監督が『蒼い記憶』(1995)としてリメイクしている。
いつも安定感抜群で楽しませてもらえる監督だが、きっと…
放浪の末地元に戻ったスティーブはナイトクラブで元妻がギャングの情婦になっている事を知るがどうしても諦められない。
印象的なシーン
・悪事決行の現在から始まる
・スティーブの回想
・踊るアナ←長い
…
性悪女に惚れてしまった情け無い男スティーブ(バート・ランカスター)の顛末をノワール風に描いた感じ。
一緒にいてもいがみ合う結末にしかならない相手だと分かっていながら、なぜそこまてアナ(イヴォンヌ・…
「殺人者」(1946)に続くシオドマク監督×バート・ランカスターの正統派フィルムノワール。原題は「Criss Cross(十字交差)」。
現金輸送車を運転する職員スティーブ(バート・ランカスター)…
現金輸送車を襲撃するシーンで、その場にいる人間のうち誰が仲間なのか、いつどのように襲撃するのか分からない中でのじっくりとした間が最高。見事な人物配置から背景を全てを白くする爆煙の中での取っ組み合いに…
>>続きを読むシオドマク×ランカスターの「殺人者」コンビの作品。シオドマクのシグネイチャー(陰影の強い画面、悲観的な精神性、鏡を使った演出)が潔く刻印されている作品であるが、それでいて観客を飽きさせない。強烈にア…
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