眠り.ラジオ,屋台,人集り,祈り,裏連れられ,暴行,布団乗せ運ばれ,布団洗い,怪我人彷徨き.呼び止め,男介抱,廃墟.取壊し工事,袋ジュース,看病,現場水面眺め.喫煙,歯磨かれ.耳掃除,身体洗い,店.…
>>続きを読む音楽と沈黙の強烈なコントラストによって展開します。
登場人物たちはほとんど喋らない。
映画全体が音楽に操られているように進む。
まるで舞台上のオペラのように、時間と空間が様式化されている。
この抽象…
最初のカットで植物人間の男が映され映画が始まる。長回しで映されるもひたすら寝たきりなので何も物語は起きずこいつは絶対主人公じゃない。その植物人間の男と同様に手厚い看病を受けるシャオカンもかなり主人公…
>>続きを読むこれは説明できないけど好きなやつだった…🥹たまらないやつだった。4.5つけちゃう。
リーカンション演じるとある男の時系列が交差してるのかとミスリードされながら見ていたけど、植物状態の病人と、行き倒…
このレビューはネタバレを含みます
最後の浮き進む3人のベッドが天国か地獄は自分次第。
けど、底なしそうな水がたまったミニマル廃墟とむせかえってもしたいほどのキス、きったないマットレスシーンは良い。観ている間ずっと森林の匂いを嗅ぎたい…
ディストピアの中で繰り広げられる物語、激しく揺さぶられる私のこの感情はどこからやってきてどこへ向かうもの?そんなことを考えてたら黒い水面を浮かぶマットレスと3人の男女がユラユラリ。絶妙なテイストと空…
>>続きを読む介護を扱った映画はだいたい好きになれないんだけど、これは面白い。全身麻痺の寝たきり障害者すらセクシャルな存在として描くんだから、蔡明亮ホントどうかしてる。心の繋がりなんて綺麗ごとより、肌の触れ合いで…
>>続きを読むまさに水面を浮遊するように、拾われたマットレスは外から男の家、男の家から外、そしてまた外から女の家へ…
自分と相手を乗せることができる小さな楽園を、必死になって理想の場所へと移動しようとする純粋な欲…