孤独な中年ジャーナリストのフィリップは、ニューヨークで出会って間もないドイツ人女性から少女アリスを押し付けられアムステルダムまで送り届けるはめに。2人の交流を描いたロードムービー。地味な上に『ペーパ…
>>続きを読む間違えて2作目から見てしまったが、そのおかげでこの作品を最後まで見れたかも。
あまりセリフを追って深く考えることができず、映像を眺める程度になってしまった。
知らない少女と旅をする現実ではなかなか起…
飛行機の中で、男が撮った写真を見てアリスが言う。「きれいな写真。空っぽね」男はそれを聞いて、ふっと笑う。
この短いやりとりがとても好きだった。
アリスは、彼の“空虚さ”を見抜いているようだったし、男…
陰画としてのビルドゥングスロマーン(Bildungsroman, 成長物語)について、ヴィム・ヴェンダースの作品を観ると、いつも考えさせられることになる。
主に19世紀のドイツで、ゲーテによる『ヴ…