このレビューはネタバレを含みます
役者と監督の対話のショットは、明らかなフレーム外の営みでありながら、映画の世界との繋がりを保ったままとなっている。
それは映画のメイキングのような役割としてではなく、ドキュメンタリーにおけるインタビ…
部屋,長回し,空気がそのまま来る,ずっしりとした質感
生き物としての映画
即興芝居でこれが生まれるの、役者の力を感じる。当時の二人の精神状態が心配
外部=監督とは対話を続けるのに、二人の対話は欠け続…
台本なし、即興演出、長回し。脚本ではなく「構成」として生まれる映画。
まるで恋人同士の研修風景を覗いているような息苦しさ。
「結婚」という言葉が静かに投げられた瞬間、部屋の空気が凍りつく。それでも二…
陰気なドワイヨン、喧嘩慣れしてないドワイヨン笑 こんな映画あったのか。不恰好な消耗戦。
二人とも喧嘩慣れしてなさそうで、切れ味が悪いから、手に刺さって危ないけど、どうせ深いところまでは刺さらないだ…
悪質な均衡が順次保たれている中で、
破綻と微かな再生で、かろうじて生存
(共依存かも?)を有している印象を受ける。
観る手側の現実と劇内との境界線が
ボヤけていき、
まるで同じアパートメントの…
90年代の特異点。撮影中心的な潮流の中で、演技というか役者というかを映画の軸にした実験。けど、撮影も結構好き。なんだか演技を主体にした撮影というよりそれぞれが別のものとして2つ軸があるようにも思える…
>>続きを読む全編台本なしの即興物語。
それが瞬間瞬間の感情の漏出に繋がっていたと思うし、ずっとヒリヒリさせられた。
時折インタビューが挟まる仕様も、フィクションとドキュメンタリーの境界線を曖昧にしてくれていて…