即興での演技が、男女の不安定な関係性をより印象付けている。この先どう転ぶかわからない、けど破滅に向かってることだけは確かでそれがより強調されて映っているようで非常に面白い。
自分が女だからというの…
こんなにも実験的なのに、あたかもそれが当たり前かのように感じさせるのは、もはや驚異的。
孤独で繋がるふたりの現実に、言葉なんて無い。だから、あの床の軋む安アパートに詰まった感情は、映画じゃないと表…
男女の関係が「結婚しよう」の一言で崩れる話
元々この2人絶対合わないだろとか、共依存すぎて早く別れろよとか絶対作品に沿わない感想しか出てこなかった自分が悲しい
こういう男女の幸せとも不幸とも言い難い…
濱口竜介は脚本を書く際、登場する人物の言動や性格に説得力を持たせるため、あるシミュレーションを立てるのだという。それは、人物に対しいくつかの設定を課した上で、質問を投げかけるというもの。
この人物な…
勝手に濱口竜介と同じ系統かと思ってたのだが全然違った。どっちかと言うとカサヴェテス系なのだがあれほど痛々しくもない。どうやら即興らしいのだが諏訪敦彦は諏訪敦彦で独自のスタイルがある。本作では途中でキ…
>>続きを読むドキュメンタリックに紡ぐ、相互依存的ユートピアの崩壊と、それから。
本作は脚本を用意せず、俳優陣に基本的なシチュエーションのみを与えて撮影するという、特異な作り方をしています。その影響か、全編に渡…