唐獅子警察に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『唐獅子警察』に投稿された感想・評価

あ
4.5

ヤクザ組織を跨いだ壮絶な兄弟喧嘩による出来過ぎた兄弟ドラマを渡瀬恒彦の話の通じなさとそれを窘める小林旭の兄貴としての成りが盛大に盛り上げる。いくらでも結託できそうな瞬間があるのにそうならない二人の掛…

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電流ビリビリ室田日出男、いつの間にか仲間になってる拓ボン、あっという間に血まみれ曽根晴美
最後恒彦がナオ!!て名前呼ぶとこ良すぎた
lag
4.2

ろくでなしの父親の息子で腹違いの兄弟な小林旭と渡瀬恒彦の対決。朝の事務所でひとり爪を研ぎ電話番する志賀勝。中華そば屋と雀荘を破壊して熱い鍋のうどんを囲む川谷拓三。目見開き腕吊るされ唇と股間に電気流さ…

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小林旭のドスに反射する光。古びた村での一騎討ちが凄い。渡瀬恒彦はのっぴきならなくなっていく姿が似合う。川谷拓三がめちゃくちゃ凶暴。
4.5
ラストの兄弟対決が痺れまくる。
漁村の路地を活かしたこれまでの縮図のような決闘。時にすれ違い、会えば決別が待っている…。
渡瀬恒彦と賀川ゆき絵のドラマも中々グッと来る。
渡瀬恒彦、ピラニア軍団、組織への反抗、ドブ川、不屈の執念!

濃厚な中島貞夫イズムに浸れる一作!
ピラニア軍団がわちゃわちゃ鍋囲んでるのてぇてぇな
ラストの捨て鉢感は中島貞夫のデフォルト演出なんだろうか。最高です。

一度テンションが上がると転がるように話が展開していく。敵に追いかけられ、路地を曲がり、女性が蓋を開けたゴミ箱に隠れる。ゴミ箱から出ると、その女性が知り合いであることに気付き、家に行く。
松井組が勢力…

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渡瀬恒彦が情婦を最後に抱きしめてからラストにかけてのドラマ、もう最高。両親と酒を飲みつつ、人生最後に観たい映画は『鉄砲玉の美学』だとか口走ってる。

文字通り陰陽に生きる腹違いの兄弟。全編通して感情豊かな渡瀬恒彦に対し、寡黙な小林旭の心中は緻密な照明によって浮かび上がる。現代を舞台にしながらラストの決闘や節々に見受けられる前時代的な画面は、劇画を…

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