裁かれるは善人のみの作品情報・感想・評価・動画配信

「裁かれるは善人のみ」に投稿された感想・評価

映像と壮大な景色がたまらない。まるで夢の中のよう。
鯨の骨など凄すぎる。あの廃墟の建物など、どこがヱヴァンゲリヲンを思わせる。人間は小さいと感じた。ロシアにはあのような自然があるのなら行ってみたいと感じた。幻想的でとても大好きな映画でした。
ekn

eknの感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ズビャギンツェフは『ヴェラの祈り』『エレナの惑い』に続いて3作目。相変わらず話も画面も暗い。
あらすじを読んだときはアンドレイ・ズビャギンツェフ版『チャイニーズブッキーを殺した男』を想像していたが、市長室の壁にかけられたプーチンの肖像画と市長を意識させるショットだったり射撃の的を権力者たちにしたり、ストレートに権力者批判だった。あとは神の不在。
ラストは『太陽はひとりぼっち』もしくは『あの夏、いちばん静かな海』か?
kh

khの感想・評価

5.0
2021/08/23 2回目
やっぱ裁判官の早口が好き過ぎる。もちろん鯨の骨なんて筆舌に尽くし難いほど。クレーンの場面は現代版のタルコフスキーのサクリファイスだろ。恐らく、同時代に生きる映画監督として、必ず追わなければならない存在の一人ではないか?ほぼ音楽もなく台詞も少ないなか、しかし画面に食い入るように見入ってしまう。どうしてか?多分、思わせぶりな演出のシーンが皆無だからだ。全てのシーン、全ての絵、全ての1秒に意味があり、この神話的現代物語が絶えず漸進している。物語の時間が澱みなく無駄なく絶え間なく進む。ゆえに取り返しがつかないと思わされる。雰囲気系とか映像美系とか言われそうでいて、その実、かなり直線的に時間が流れていてシンプルなんだと気がついた。

2016/01/01 1回目
情報量が多いと感想とかって書けなくなる。この映画はそれに近い。ただ、この映画が与えるものは、情報量ではなくて、なんというか「質量」という表現がしっくりくる。なんだか巨大な塊を頭の中に放り込まれたような感じがする。頭の中が「それ」で一杯になってしばらく何も考えられなかった。時間の流れとともに少しずつ表面が削れていくけど、まだその本質的な部分に触れることができない。めちゃくちゃすごい映画だと思ってる。タルコフスキーのように。
ジジイ

ジジイの感想・評価

3.5
2014年ロシア映画。「父帰る」のズビャギンツェフ監督作品。ロシアという巨大帝国の腐敗した底無し沼のような理不尽と神の不在。
shaw

shawの感想・評価

4.1
邦題は直球すぎだし、的外れだしでダメダメですね...

ズビャギンツェフ二作目の鑑賞となったが、『父、帰る』よりは全然わかりやすい。

権力との争いを描く映画だったら、こうなるだろうという今までに見た映画の定説を持って鑑賞する観客らに平手打ちを連続で喰らわせるようなストーリー。

この人の映画って楽しくもないのに、よくもまあ観客を最後まで繋ぎ止めておくよね(褒めてます)。半端ねえ。

サスペンスとドラマの完璧な融合。
犬

犬の感想・評価

-
ズビャギンツェフお得意の渇いた風景には息子の頭を叩く音と銃声がよく響く。近からず遠からず淡々と負の連鎖を映し出し、成れの果てに朽ち果てたクジラの白骨が残酷すぎるほどに全てを物語る。救いの無さに神の不在を訴えるコーリャに対して正論で諭すところがまた無慈悲で宜しい。ウォッカは水か?
愚者

この程度の感性で宗教を皮肉る暇があるなら、小さな肯定を積み重ねて日々を生きれば良い。
ねも

ねもの感想・評価

3.1
ロシア映画苦手なんだなと痛感した
(引き画と長回しが多用されるため)
【不条理パラダイスへようこそ〜】

『父、帰る』と同監督作品。
序盤に出てくる女の人(判事?)の
超絶早口のシーン長すぎてワロww
っって最後とてつもなくモヤモヤして終わった…
宗教を皮肉に使うパターン最近多いな〜

2016.11.10レンタルDVD
原題は[LEVIATHAN]
リヴァイアサンは怪物≒個人が太刀打ちできない国家の比喩。

冒頭から引き込まれて圧倒されっぱなしなんだけど、あまりに無慈悲すぎる内容。
普通に家族暮らしていたいだけ――そんな普遍が権力という暴力の前では意味をなさない。
圧倒的な不条理の前に救いなんて言葉は無いし、神の存在なんて認めようが無い。
劇中で神父は「神はちゃんと人間の行いを見てる」と云う。
せめて無力な人間の慟哭くらいは聴いていて欲しいかなと思う。

余りに残酷な人間社会と対峙するのは静謐で美しい自然。
どちらもリアルすぎるから鑑賞後、感情が混沌とする―――俺様だけかな。
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