砂と霧の家に投稿された感想・評価（★4.1 - 5.0）- 3ページ目

クリップしたまま見ずじまいだった作品
TSUTAYAでたまたま発見したので視聴

こんなに鬱作品だったとは…
ペイフォワード、アメリカンヒストリーXに近い衝撃

最初はどの登場人物も自分の主張ばっか…

いやぁ競売ものは面白いですな。もー誰にも感情移入できない(苦笑)💧
見ていて一番腹が立ったのは元大佐(キングズレー)、かわいそうなのは主人公(コネリー)だった。元大佐は家族を守ろうとしてたというより…

私が後味悪い映画を好きなってしまったのは、間違いなくこの映画に惹かれたせいだからだと思う。

家を巡る譲れない事情を抱えた人たちの人生模様は、
歳を重ねるごとに、自分の社会的立ち位置が変わるごとに、…

ヴァディム・パールマン監督作品！

「家」を巡る、2人の争いが、とんでもない事に…

亡き父の形見の家をキャシーは役所に差し押さえられてしまう…

家族想いの外国人の元大佐ベラーニは、長年の夢である…

群のミスで家を競売にかけられた女性と
その家を買ったイランから亡命してきた元大佐の男性の話。

イランでは裕福だった彼だがイラクを追われアメリカに亡命し土建やショップで仕事をする。
スゴく家族…

ジェニファー・コネリーのファンになったきっかけでもある映画です。
ジェニファー・コネリーとベン・キングスレーの演技に鳥肌がたつほど圧倒され、終始釘付け状態でした！
脚本や音響なども良かったです。

…

今まで観た鬱エンドの中でもおそらく上位にくるであろう作品。

主人公も、イラン人亭主も、警官も、みーんな自分のため、自分の家族のため、自分の好きな人のために行動することがどんどん負の連鎖になっていく…

悲劇を描いた映画。

ある海辺の家を巡って、家を「差し押さえられた」元持ち主と、亡命した移民が争うという内容。

誰も悪くないのに、誰もが不幸になっていくというホラーでもないのに悲しいお話。
悲劇を…

生きていく上で必要不可欠な家。
その家を手に入れるために、失われていくもっと大切なもの。
本当に手に入れたかったのは、守りたかったのは何だったのか。

誰も悪くない、誰のせいでもないのに…
ただそれ…