ヴェンダースの凄さというのは、やっぱり映画の光の側面、美学としての映画、の輝きの強さと、その背後にある映画の闇の側面、不在としての映画、の闇の濃さが、どちらも極めて強いところにあると思っている。
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「歩く」シーンがとてもよかった。静かな作品だけど間延びもせず観やすかった。
結末は高評価の割にはツッコミどころが多かったと感じる。
子供も弟夫婦も善人だから許されてなんとかやってる感はあるが、精神的…
背中があんぐり覗いたナスターシャ・キンスキーがこちらに振り返る瞬間。マジックミラーで自身を見ながら話をしなければならない機能。ナスターシャ・キンスキーが幻である。家族周り以外の他者の媒介はほとんど行…
>>続きを読むテキサス州の荒野を舞台に、人間の孤独と再生を
哀愁漂う音楽と美しい映像で描いたロードムービー
砂漠を彷徨う男トラヴィスは、4年間行方不明で言葉を発しない状態で見つかる。弟のウォルトが自宅に連れて帰…
愛の形は多様だが、相手を求める気持ちは、ときに執着や依存へと変質する。その境界にこそ、愛の本質があるのではないだろうか。
家族に絶対的な正解はない。血縁や形式に囚われず、互いを受け入れる過程でこそ…
トラヴィス役のハリー・ディーン・スタントンの名演。
個人的に、後半の方が好きである。
子供の頃より、大人になってから観る方が味わい深さを感じられる作品。
トラヴィスの弟夫婦は、その後どうなったのか気…
損失と再生、そして己との対話
人間誰しも、自分自身と本気で向き合うのには勇気がいる。
過去に犯した過ちや間違った選択、そこから生まれた崩壊、それらを直視することは、痛みを伴う行為だ。
『パリ、テ…
ヴィム・ヴェンダースの作風の核心にある放浪性が、内的なモノローグのようにではなく、外的な不可解さとして立ち上げられることによって、むしろ観ているこちら側の内的な声に溶け込んでくるようだった。
また…
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