"死んで初めて、生きている事のありがたみが分かる。"
【STORY】
震災の大きな被害を受けた地域を訪問しに車を走らせる親子。
幹線道路の渋滞を受けて迂回するなど、長旅が続く中で出会った様々な…
なんとかなる、行ってみよう!
無謀と紙一重ながら己を信じ道なき道を進む。
すると実はこれしかない一本道につながっており振り返ってみてゾッとるのだが、とにかく前へ。
遠景で坂道をヨロヨロ登る車を捉える…
ドキュメンタリーの体を装いながらフィクションであることを認識させる演出があって不思議な心地になる。
オープニング、トンネルの中息子の寝顔を映しながらのクレジットが観終わってみると1番安らげる。
…
なんだろう、異国の田舎の素朴な街の住民との会話と風景とサウンドトラックがマッチしていて旅情を刺激される。
地震で身内が亡くなったとしても神のご意志であると割り切る力強さが前を向いて生きていこうという…
映画という嘘や撮ることの意味に自覚的な作品はやはり良い。
ただ全く持って悪い意味ではないが構造が複雑ではある。監督親子が訪れたのは事実。しかしこの作品ではそれを別の人が演じている。ただ被災の様子これ…
(C)1991 KANOON