◎ カテリーナ・ゴルベワの物静かなだが、目を見離せない存在感が圧倒的だった。
何か劇的なことが起きるわけではないが、原題のように目を見離すことができない稀有な群像劇。
ドゥニ監督がヴェンダーズ監督の…
白人の中の黒人、黒人の中の白人、ヘテロの中のホモ、若者の中の年寄り、そしてパリを徘徊するルーマニア人。この異物感というか、いどころのなさに「ショコラ」よりも強烈なドゥニの作家性を感じる映画でした。
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大きな登場人物は3組で、
幼い息子と暮らす夫婦。夫はアフリカ系移民テオ。
リトアニアから女優になるために、伯母を頼ってパリへ来た移民女性ダイガ。
テオの弟のカミーユはゲイコミュニティで働くダンサー。…
主人公のタイガも、ゲイダンサーのカミラも若い男女は皆容姿端麗で、ホテルに引き入れてくれたニノンなどのおばあちゃんたちは貫禄があってかっこいい。タイガはPola Xの女優さんですもね...可愛い。
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マイノリティのパリ。モンマルトルの丘の東側、サクレ・クール寺院から下降するパリ18区の谷底。リトアニア移民とアフリカ移民、ゲイカップル、SM、パーティ、そして老女殺人事件。谷底から思い出すルネ・クレ…
>>続きを読む#82 初鑑賞
リトアニアから来た娘が、「女優を目指してパリに来た」設定らしいが、途中でたしかにそうらしいとわかるが、なかなかそう見えず(女優を目指しているなら、もうすこし、生き生きした感じがあって…