VHS(と輸入盤dvd)で何度目かの再見。つながりそうでいて、ただ一瞬すれ違うだけの、その刹那。暴力と隣り合わせの優しさ。洗練と退廃。・・・謎めいて、存在が気になるけれども、かといって知り合ったり、…
>>続きを読むクレール・ドニは少し好きかもしれない。
少しだけ物足りない感じも否めないが、鑑賞後の多幸感は他にはない感覚だ。
ショコラと比べると、舞台が都会に移っていたこともあって人間関係や題材が少し複雑になっ…
オールタイムベストの一つ。
実際に起きた事件をベースに作られている。ただ事件の真相を追うのではなく、その周りの人達を描くというクレール ドゥニの着眼点が素晴らしい。
私が映画に求めるものがすべて詰ま…
生きる気力を失っててしまったのは、この世界に絶望してしまったのかもしれない。居場所がないかのようにはじき出され、歩き回るパリ18区。混迷とした人々の暮らしと、無情にも美しい丘の上の白い寺院。生きてい…
>>続きを読むヴィム・ヴェンダースみたいなテンションでなんでこんなに面白くなるか分からない。説明のしなさ加減だったりセリフの淡白さだったりが黒田硫黄を想起させる。流転的なテーマは『茄子』だし。「落としましたよ」「…
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