Few of Us(原題)の作品情報・感想・評価

『Few of Us(原題)』に投稿された感想・評価

ni

niの感想・評価

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気になる点:監督とロシアの距離感。96年当時で、リトアニア独立回復から6年。モスクワで映画を学び、妻Golubevaはロシアだった人とはいえ、、ロシアとの協力もなかなか必要な撮影だったのでは。
ngt

ngtの感想・評価

5.0
アンニュイなゴルベワでもう満足
既視感のある絵画的なカットが多い
哀愁漂う真冬の深夜にうってつけ
道産子なのでひたすら懐郷の念に駆られた
1番気になるのはお婆さんの歯
この映画における言語とは登場人物たちの顔なんだなと
しっかし画質悪いんで特集上映組むかbox発売するなりして欲しいところ

「ヘリコプターの窓から、どこまでも続くサヤン山脈を見つめる若い女性。文明が発達せず、神に見捨てられた小さな民族、トファ族だけが住むこの土地で、彼女は何を探しているのか。」

というあらすじがDVDの…

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上空から辺境の地を見つめる世捨て人のようなエカテリーナ・ゴルベワの眼が死んでいる。どこの誰かも、民族かどうかも定かではない者たちの厳つい面。業を背負い極まった面のゴルベワも負けてはいない。寂しいとか…

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BON

BONの感想・評価

5.0

20世紀後半のリトアニアを代表するアートハウスの巨匠、シャルナス・バルタスの傑作。

同年のカンヌ国際映画祭「ある視点」部門上映作品。主演は本作の3年後に公開されるカラックスの『ポーラ・X』(1…

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やはりこの頃のシャルナス・バルタスの映画は素晴らしいとしか言えない。

ただ物や人が侘しく映っているだけで満足感を得られるこの質感、哲学的とも言える真理性がある。

ドラマ性は薄いのに、いくらでも見…

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なすび

なすびの感想・評価

3.0

このゴルベワの顔はたしかにすごい…なんというか骸骨の上に土色の粘土で作った顔のようで、あまりに「顔」すぎる…

鹿、山、川、雪、辺境、変な顔の人たち…

石だらけの斜面をごろごろすべり降りてくるゴル…

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[異邦人が導く魔術的な"死と疎外感"の旅路] 100点

超絶大傑作。カテリーナ・ゴルベワ可愛い以外の感情を完全に死滅させるシャルナス・バルタスの長編三作目。遊牧民トファ人の集落があるサヤン山脈にや…

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Felix

Felixの感想・評価

5.0
バルタスはまだ初期長編3本しか観ていないが、現時点でベスト。

小細工など一切いらない完膚なきまでの映画。映画として「物を語る」ことの極地か。顔面に死が張りついたかのようなゴルベワも神がかっている。
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