シモーヌ・バルベス、あるいは淑徳の作品情報・感想・評価

『シモーヌ・バルベス、あるいは淑徳』に投稿された感想・評価

シモーヌが目の前にいると、そのしがらみの無さから、こちらまでもがさまざまな社会構造からゆるやかに放される。ただの人間としてたちあがった自分に対峙したとき、すべてが空虚に思えて泣きたくなっちゃうけれど…

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3.9
ポルノ映画館に来る客が良すぎる
男と女の対比が一部二部三部全部面白かったけど、個人的にはやっぱり淡々としてるようでコミカルなポルノ映画館の印象が強い
muscle
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70分代の映画に合わせたオープンエンドな一夜もの構成が素晴らしい。待合の場面で話す2人をマジでど正面から捉えているのが迫力がある。待ちっぱなしの映画なんだけど、それがずっと魅力になっている。
こうい…

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ポルノ映画館、レズビアンバー、車に乗せようとしてくるいかがわしいおじさん、どの世界にも寂しさと孤独があり、しかしそれを冷め切ったユーモアと優しさで通り過ぎていく主人公がいい
杏奈
4.2

ワンナイトものは苦手なんだけどこれはとても心地よかった。
ポルノ映画館、レズバー、車内と舞台が遷移していくが、主人公にフォーカスは常に当てながらも三幕構成もしくはオムニバスを見ているのかと感じさせる…

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ナ
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ストイックでストロングで映画って最高!の気持ちになる。全ての女に祝福あれ!
流れるさざなみのように映画は終わった。

"魂は興奮するとぶつかり合うの。"

誰にも見えない、滾る情熱を燃やし続けること。人を一人殺せるくらいの。
町蔵
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このレビューはネタバレを含みます

フランス/1980年/86分/カラー/デジタル
監督:マリー=クロード・トレユー
出演:イングリッド・ブルゴワン、マルティーヌ・シモネ、ミシェル・ドラーエ

◆ポルノ映画館で案内係として働く同性愛者…

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Jaya
4.4
このレビューはネタバレを含みます

パリのエロ映画館で働くシモーヌ・バルベスの夜半から夜明けまでを追うお話。映画館もショーパブもシステムが分からないうえに、オバサンかオカマかもよく分からない。

3部構成で、最初はもしやこれだけで終わ…

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特集「フランス映画のパイオニアたち」にて。

上映ミスで、冒頭字幕が切れてしまう。「早く早く」とだけ見えて2行目が見えない。そこで止めて最初から上映し直したのだが、その字幕の2行目が

「早く早く

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