シモーヌが目の前にいると、そのしがらみの無さから、こちらまでもがさまざまな社会構造からゆるやかに放される。ただの人間としてたちあがった自分に対峙したとき、すべてが空虚に思えて泣きたくなっちゃうけれど…
>>続きを読む70分代の映画に合わせたオープンエンドな一夜もの構成が素晴らしい。待合の場面で話す2人をマジでど正面から捉えているのが迫力がある。待ちっぱなしの映画なんだけど、それがずっと魅力になっている。
こうい…
ワンナイトものは苦手なんだけどこれはとても心地よかった。
ポルノ映画館、レズバー、車内と舞台が遷移していくが、主人公にフォーカスは常に当てながらも三幕構成もしくはオムニバスを見ているのかと感じさせる…
フランス/1980年/86分/カラー/デジタル
監督:マリー=クロード・トレユー
出演:イングリッド・ブルゴワン、マルティーヌ・シモネ、ミシェル・ドラーエ
◆ポルノ映画館で案内係として働く同性愛者…
パリのエロ映画館で働くシモーヌ・バルベスの夜半から夜明けまでを追うお話。映画館もショーパブもシステムが分からないうえに、オバサンかオカマかもよく分からない。
3部構成で、最初はもしやこれだけで終わ…
特集「フランス映画のパイオニアたち」にて。
上映ミスで、冒頭字幕が切れてしまう。「早く早く」とだけ見えて2行目が見えない。そこで止めて最初から上映し直したのだが、その字幕の2行目が
「早く早く
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