クレール・ドニは少し好きかもしれない。
少しだけ物足りない感じも否めないが、鑑賞後の多幸感は他にはない感覚だ。
ショコラと比べると、舞台が都会に移っていたこともあって人間関係や題材が少し複雑になっ…
◎ カテリーナ・ゴルベワの物静かなだが、目を見離せない存在感が圧倒的だった。
何か劇的なことが起きるわけではないが、原題のように目を見離すことができない稀有な群像劇。
ドゥニ監督がヴェンダーズ監督の…
白人の中の黒人、黒人の中の白人、ヘテロの中のホモ、若者の中の年寄り、そしてパリを徘徊するルーマニア人。この異物感というか、いどころのなさに「ショコラ」よりも強烈なドゥニの作家性を感じる映画でした。
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