このレビューはネタバレを含みます
世界恐慌下の労働者をシニカルに描いたチャップリンの代表作。素晴らしさのあまり絶句してしまった。
壁掛け時計をバックに"人間の機械化に反対して"という重々しいメッセージで始まる本作。当時の社会情勢や…
コメディやそのほかの表現であっても、社会問題に対するテーマを盛り込むことはできる、と雄弁に教えられた作品。様々なものが描かれたシーンの数々は上質な小説を読むようで、チャップリン作品は定期的に観たくな…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
初めてチャップリンさんが出ている映画を鑑賞したんだけど……
「チャップリンさんってこんなに可愛くて面白いんだ!!」
…と思いましたね。彼に対して「可愛い」と言うのは失礼に当たるかもしれないけれど…
90年近く前の作品にも関わらず、ギャグのセンスが全く色褪せていない。人を笑わせるには言葉なんて不用、俺の動きみて笑っとけ!とでも言わんばかりにチャップリンの身のこなしはキレッキレ。自動食事機のシーン…
>>続きを読む巨大工場で単純労働をしていたチャーリーは非人間的な労働が続き正気を失っていた。同じ頃、父を失った少女は微罪で警察に逮捕される。
チャーリーと少女が奇跡的に出会い、人間らしく自由に生きていく、資本主義…