このレビューはネタバレを含みます
何気ない日常をこれほどまでに、観客を飽きさせず、面白くすることができる小津安二郎は天才だと思う。
ちょっとずつ起こる人間関係のズレと、淡々とした台詞回しが実に心地よく、現実感がない芝居らしい芝居をし…
質の高い『サザエさん』を鑑賞しているような気分になった。カラーの小津安二郎作品はあまり鑑賞したことがなかったが、その色使いにはまず驚かされた。赤や茶色の使い方、すべての色域が計算され尽くしているかの…
>>続きを読む昭和感がとてもよかったし、普通に面白かった!!
テレビというものの存在感のデカさとか、兄弟でお揃いのセーターとか、訪問販売とか、空が開けた駅とか。
それだけで良いですねぇ。
いさむちゃんが出てくる…
20年振り(?)くらいの再鑑賞だけど、これ地味に好きなんだよなー。後期の小津安二郎作品において珍しいコメディ全振り作で、こちらも気構えずに観ることができる。テレビを買ってくれない両親への反抗で一切口…
>>続きを読むいさむかわいい
ご近所付き合いとかめんどくさいなと思うけど家の構造上関わざるを得なかったのだなと思う
よく考えてみれば私の祖母の家には今も近所の人が気軽にやってくるしたわいのない話だけでなく物々交換…
隣の家にテレビがあり、
子供達はテレビ見たさに集まる。
おでこを押すと、オナラが出るという遊びが流行り、軽石を飲むとよく出るからと、飲んでいたり。
一方、大人達は、
婦人会の会費が届いてないと騒ぎ始…
子供から見たら虚礼にしか見えないなんて事ない会話や挨拶の重要性をひしひしと感じる。ついこの間までは子供側の態度だったが、大人側に加担してみたくなる年になってしまったな。笠智衆&三宅邦子の夫婦、最高。…
>>続きを読むパースが常に整っており時代を知らないせいかキャストの演技も作り物のようですごいんだけど気味が悪いというか前情報なしに観たらAIを疑うレベルで完璧だった
演出が素人にも伝わるわかりやすさながら品があっ…
アッバス・キアロスタミ監督が尊敬しているとのことで。
ドアとか窓とか襖とか四角に目が行った。こだわりがあるのかな?それを含めた構図が素敵だった。
昭和ってこんな時代だったな。ご近所さんに知らない…
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