ジョゼと虎と魚たちの作品情報・感想・評価・動画配信

ジョゼと虎と魚たち2003年製作の映画)

上映日:2003年12月13日

製作国:

上映時間:116分

ジャンル:

3.7

「ジョゼと虎と魚たち」に投稿された感想・評価

ぐっち

ぐっちの感想・評価

5.0
「どうしても」という時や選択が誰にだってある。どうしても気になる、どうしてもしてしまう、どうしても駄目だった…
その都度、人間は正しくもないし、間違ってもいない。
障がい者と健常者の情愛を通じた嘘偽りの無い人間描写が素晴らしい。

池脇千鶴の淀みない大阪弁の抑揚が映画に色香を生み出している。そこはかとない魅力、役と女優との境界をも見失いそうな境地。そう、ジョゼは池脇千鶴であり、池脇千鶴はジョゼなのだ。
彼女の女優としての天賦の才が輝いていた。
平成の日本映画、珠玉の傑作。
YukiBan

YukiBanの感想・評価

4.4
ジョゼが話す深海のくだりを妻夫木が寝転がってうわの空で聴いてる感じ、2人の関係の終わりを示唆しててせつないし、なんかリアルだった。おばばが非健常者のジョゼを欠陥呼ばわりし妻夫木をジョゼから遠ざけようとしたのは、ジョゼと妻夫木に対する優しさからだった。すぐ破局してしまう未来が簡単にみえたのだろう。派手なスポーツカー、どぎつい乳母車、変わったジョゼ…などところどころ散りばめられている不思議なところがよかった。2000年代初頭の若干浮ついた空気感もよかった。
non2

non2の感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

邦画といえば、で浮かぶくらい長らく頭の隅にあった作品。なんとなく今かなと思い鑑賞。
まずこの物語にこのタイトルが秀逸だと思った。
ジョゼが好きな本の一節にあるように、必ず終わることが分かっているからこそ主人公に思い切りわがままを言うジョゼが愛しかった。

これもしジョゼが障がい者でない設定で書かれていても少し癖のある恋愛ものとして受け入れられたんじゃないかと思う。でも修理できずにあっさり捨てられた乳母車のように"壊れもの"といわれたジョゼが主人公と出会ってはじめて見た世界、その刹那の輝き。ここにいて、と言った彼女のすべてを最終的には引き受けられなかった主人公の「逃げた」という意識。これらを考えるとやっぱりジョゼが障がいを持つ女の子として書かれたのは意味があったのか。

あと妻夫木聡とくるりは切っても切れない感じがした。いつものハイウェイも映画のあとは違って聞こえる。
m

mの感想・評価

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わたしはいつも高速道路のトンネルを走るたび トンネルの照明で色が変わる手にはしゃぐジョゼと「運転してるんだから」と冷たくあしらう恒夫のシーンを思い出して胸がきゅっと切なくなる
あなたがいるから車イスはいらないって言ってたのに、ラスト電動車椅子に乗ってるの、それで別れをハッキリと感じ、すごく切なかった。
m

mの感想・評価

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わたしはいつも高速道路のトンネルを走るたび トンネルの照明で色が変わる手にはしゃぐジョゼと「運転してるんだから」と冷たくあしらう恒夫のシーンを思い出して胸がきゅっと切なくなる
小さい頃、叔母とくるりのハイウェイを聴いてたら、叔母に恋を経験したら観なさいといわれたのがこの映画だった。

これからは、ハイウェイを聴きながら、自転車漕ぐとジョゼを思い出すんだと思う。
水族館、いま運転してるんだからさぁ…のあたりが好きです
ゆうと

ゆうとの感想・評価

4.1
凄く好きな作品。

クライマックスは凄く生々しく辛いほどリアル。

障害者の性というのを描いた作品はこれくらいだと思う。強烈なインパクト。

妻夫木聡、池脇千鶴の演技は最高に酔いし、おまけにくるりの音楽も満点。

アニメ版はコケたみたいだね。
オーバー気味の演技や顔ドアップでのガッツリキスシーンといった邦画的クサさが満ち満ちてはいるものの、思ったより良かった。見せ場ではない部分の演出がいい感じ。たけしっぽいというか。
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