学生時代に小さい映画館で観た。
原作とオチが違っていて、当時はハッピーエンドともバッドエンドとも思えなくて、「世の中こういうもんなのかな」と考えながら帰った。
ジョゼが台所の踏み台から下りるシーンや…
このレビューはネタバレを含みます
足の不自由な少女とある青年の恋物語。
印象的なカットの繋ぎ目や、含みを持たせるようなシーンのひとつひとつが心に残る。
まさに映画的な面白さを持った作品だと感じた。
ただ登場人物に共感するのが難しい癖…
ある日、大学生の恒夫は乳母車に乗って包丁を握りしめる少女に出会う。
彼女は生まれつきの足の障がいのために外の世界を知らないジョゼ。
祖母と2人暮らしのジョゼに興味を持った恒夫は、次第に彼女に関わるよ…
無責任と愛の話
恒夫の思い出語りから始まるこのストーリー
ジョゼは真っ暗な海底から恒夫に連れ出してもらった
恒夫はジョゼに痛い愛情を注いでもらった
最後に『僕が逃げた』から輝かしい日々も
重い日常…
いつか観ないと、と思って数年経ってしまった。
なんでもっと早く観なかったのか。
終わり方含め、とにかく全て好きだな。
良いところはたくさんあるけど幾つか抜粋
・ジョゼの家の窓の磨りガラス越しの演…
「原作には無いラストシーン」の余韻がとても透明感があって個人的に邦画の好きなラストシーンベスト3に入るぐらいには好きな映画。
*ネタバレを観ずに是非観ていただきたい…。
主人公の青年が下半身麻痺の…