戦後の没落財閥のお嬢さん(原節子)と、成金自動車工場主(佐野周二)の逆格差婚活? を軽妙なタッチで描く。
とは言え、そこは新藤兼人脚本、47年「安城家の舞踏会」同様戦後の身分制の移ろいに翻弄される…
なんて上品で面白いラブコメでしょ〜♪木下恵介監督と新藤兼人さん(脚本)にこんなコメディセンスがあるなんて。随所に散りばめられた小ネタに何度もクスクス笑えて多幸感がありました。
戦後間もない日本で、…
渦中の「惚れております」。原節子はやっぱり聖女だなー。スターシステムバキバキなこの時代が羨ましい。今日『あのこは貴族』を見たけど、これも身分違いの組み合わせだ。本作はちょい前にアメリカで流行ったスク…
>>続きを読む「二十四の瞳」や「永遠の人」の木下恵介監督5作品目。自動車工場経営が成功して金持ちになった少し粗暴だが気前がいい男の石津と、今は落ちぶれた元上流家庭の娘でおしとやかで美しく気品に溢れた泰子の2人によ…
>>続きを読むめちゃくちゃキュートじゃん!可愛い!
と思いながら見ていた前半に抱き込まれて徐々に明かされる可愛いだけじゃない一面にもどかしくなったり切なくなったり。うまいことくっつかないのはどうしてかしらと思って…
面白かった。クスクス笑えるラブコメではあるけれど、隠れクィアとか言われると、それはそれで何だかとても納得してしまう感じもある。曖昧な感じがとても良い。えらい作品だなあと思う。
あとは、すごくモダンな…
西銀アパートのモダンなこと!外階段とかベッドルームとか長椅子とかライトとか。海外映画の影響が色濃いと思う。
佐野周二が「愛してほしいっ」って身を捩らせるとこがツボだった。シリアスなシーンの音楽だけが…