破れ太鼓の作品情報・感想・評価

「破れ太鼓」に投稿された感想・評価

yoichiro

yoichiroの感想・評価

3.5
10月29日 DVDで鑑賞
木下恵介監督が、時代劇スターの阪妻を初めて現代劇に起用した、ホームコメディ。一代でのし上がったワンマン社長とその家族を中心にしているが、現代劇の中で浮きそうな阪妻の古めかしいキャラクターが、この封建主義、男尊女卑の権化のような主人公に上手くハマっている。そんな父親に振り回される家族達をほのぼのコメディで描いているが、今だったら毒親話になるかもしれない。
キャストの顔ぶれが多彩で、一家の次男坊を演じる若き大泉晃がこの当時では珍しいと思われる"ヘンなキャラで笑いを取るイケメン"として異彩を放ち、政略結婚させられる長女と恋に落ちる若い画家をこれ又若い宇野重吉だが、笑顔が息子の寺尾聡そっくり(厳密には逆ですが)で今なら吉岡秀隆みたいなオーガニックな爽やかキャラ。この画家一家が、阪妻一家とは対照的な、バイオリンを弾く滝沢修と画家の東山千恵子という浮世離れしたアーティスト家族で、このコントラストが笑いを呼ぶ。
色々あって、自分を省みた主人公が家族と和解するラストは、恐らく戦前の家父長制批判をこめているのかもしれない。
とも

ともの感想・評価

5.0
なんって素晴らしい映画なんや…!
最後の阪妻の笑顔にやられた。
本当にすごい役者なんだと解った。
夜の星、みんなで踊るとこ、幸せやなぁ…!!
阪妻!
初登場のシーン、隣の家の犬が吠えたら阪妻が帰ってきた印っていうのからして笑える。威張ってるのにカッコ悪いところや、歩きながらスリッパが脱げるところ、最後のモリマとのやりとりで素直になれない(そしてそんな阪妻をヨイショするモリマ!)ところも愛らしくって、いいなあ。

宇野重吉一家や阪妻がいないときの家族の楽しそうな場面もいかにも幸せそうで、すてきだった。

「にっぽん家族の肖像」@神保町シアター
櫻

櫻の感想・評価

-
この家族、そろいもそろって面白すぎるし、愛らしいな。皆でピアノ囲んで歌うところなんか多幸感溢れすぎていてだいすきなシーン。破れ太鼓こと亭主関白な父にもなんだか愛嬌を感じるし、苦労をしてやっと昇りつめたという過去があるおかげで憎めない。父の無礼によって長女がお近づきになった絵描きの家族が醸し出すゆっくりしたしあわせな雰囲気が癖になる。恐らく絵描き父のビブラート効かせすぎなヴァイオリンは平和の象徴。ホームコメディとしてきちんと笑いを取りながら、家族という集団の息苦しさと愛おしさを描く。
くずみ

くずみの感想・評価

3.5
歌だけ覚えていた。数年ぶりに再見。
素直じゃない父親阪妻、次男に本心をもらす姿にほろり。回想シーンも自分で演ってたんだ。
当時二枚目枠の宇野重吉一家の浮世離れっぷりがすごい。この両親なら説得力。大泉滉も普通に好青年役。
yuma

yumaの感想・評価

-


キスシーン💏の登場!

厳しくて頭の固いお父さんを裏切る!!
娘や妻が自分の意志をぶつける!!

いろんな意味で、考えられない🤦🏻‍♂ありえない️🤷🏻‍♀️って思うシーンがあって、面白かった。
T

Tの感想・評価

3.3
打ってもうっても響かない破れ太鼓の父と、抑圧された母と子供たち。父親さえいなければ何もかも行くような家庭。キャラクターの個性が中途半端なので、もう少し減らしても良かった。作品全体の雰囲気は、音楽と美術で以てとても明るい。破れ太鼓は何故破れ太鼓になったのか。それぞれの音を奏でるオルゴールの集合、家族だ。
独り言

独り言の感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

木下惠介のホームコメディ。
阪妻の愛嬌ある化け物使い+小言幸兵衛と悪役をつくらない優しい大円団が木下惠介ここにありという感じ。
ピアニスト次男のセリフが良い。

あとは、滝沢修!
最初のスタッフロールに名前があったので、出てくるのを楽しみに見ていたら四谷怪談との演じ分けにビックリした。
他の俳優もそうだけど昔の日本の役者のレベルの高さに毎度驚かされる。
かめの

かめのの感想・評価

3.3


最後、お父さんの苦い思い出がお気楽なリズムとともに流れ出した時、ふん、ここで泣かせたいんでしょ。笑いと泣きを入れることで、感情を高ぶらせようとしてる!!なんぞと、冷めてみていたら
その後の息子と父の会話に、まんまと泣かされた。お父さん、そんな素直な言葉ずるいよ!!
このテーマ大好き。東山千栄子のバチンとした不器用なウインクも見てほしい。オルゴールを開けた軍平(破れ太鼓)をぐるりと撮るカメラも良い
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