このレビューはネタバレを含みます
横方向の運動
部屋に入るまでのカメラの動き
パラシュート、拡がるスカート
吹き飛んでくる身体
接吻、瞬間に闖入してくる第三者
墜落、カットバック、遊園地に流れる陽気な音楽の惨さ、遊具の飛行機を操縦す…
恐らくPTSDか何かで荒れてる元撃墜王のロバート・スタック。前座の扱いなのに毎回パラシュートで急降下させられるドロシー・マローン。ロマコメの時とは正反対のイジイジした性格のロック・ハドソン。いわゆる…
>>続きを読むカラーを経てモノクロに回帰したサーク、照明意識がドイツ時代と決定的に異なる。ドロシー・マローンとの決別シーンの点滅光(光源自体は見せず間接的に窓から降り注ぐ)、ラストの照明差によって断絶される男女……
>>続きを読む最高のシネスコ白黒映画だった
こんなにシネスコを生かした横の運動に満ちた映画観たことない。
白と黒が神々しいライティングも超リッチ。
開幕のバックに見える飛行機遊園地から、リッチすぎて興奮。
息を呑…
そこはかとない不気味さといびつな哀れさに満ちた作品だった。モノクロームでシネマスコープのサーク。オープニングクレジット、海辺の移動遊園地のシーンでロック・ハドソンらが登場しクレジットされるところから…
>>続きを読むやはりサークのメロドラマはただではすまん。
ドロドロしたものを描いておきながら最後には豪腕でぶち上げてハリウッド式にまとめ上げるとこが好きなんよな。職人さが感じられて。
サークって亡命ドイツ人だっ…
2025年劇場鑑賞49本目。
ダグラスサーク、2連ちゃん。こちらはモノクロながらのシネマスコープ、オープニングがホントいいですよね、この監督。グッとキャプチャされます。で、ロックハドソン、ロバートス…