ドラえもん のび太とアニマル惑星の作品情報・感想・評価・動画配信

ドラえもん のび太とアニマル惑星1990年製作の映画)

製作国:

上映時間:100分

3.6

「ドラえもん のび太とアニマル惑星」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

真夜中に突如として現れたピンクのモヤモヤ。
抜けるとそこは…
言葉を操る動物達だけが暮らす
不思議な星だった。

とにかくメルヘン感が強い!!!
この設定こそが今作最大の魅力。

犬のお巡りさん…
ヤギさん郵便…
ご存知の童謡をモチーフにした遊び心も良い。

そして…
ドラえもん映画の特徴である
痛烈なメッセージ性が今回強め。

動物達の最大の敵となるのは「人間」
動物VS人間の構造。

動物達の星は
クリーンエネルギーや
高度な技術による下水道で環境破壊とは無縁。
そこに欲望のままに戦を繰り返し荒廃していく
人間達が襲いかかってくる。

一方地球では
裏山を再開発しようとするエピソードが
随所に挟み込まれる。
そんなサブストーリーとリンクし
今の暮らしが当たり前じゃなくなる
未来への警鐘。
地球は人間達だけのモノではないという
強いメッセージを感じた。

人間こそが恐怖。
あの強いジャイアンがトラウマを抱く程
人間は恐ろしいという表現が
音楽や画も相まり巧みに印象付けられている。
子どもが見ればトラウマになるような
映像的演出が良い。

ただメッセージが強めで
肝心の冒険モノストーリーとしては
ちょっぴり弱目。

動物達が脇役過ぎるので
動物達それぞれのキャラクターを生かした
展開やエピソードがあれば重厚になったのかも…
#ドラえもん #のび太とアニマル惑星
第10弾。環境がテーマ。のび太んち、よく別惑星とかに繋がるけど、タイムマシンもどこでもドアもあるから時空的な特異点になってるんだろなぁ。
まっさかー、のび太さんじゃあるまいし!と、地味にのび太をディスり始めるシズカちゃんが見れます。ゲスト田中真弓。
のび太ママが環境大臣になって環境問題について熱弁を振るう回。

環境破壊によって未知のウイルスが都市部にまで拡散されているのだから、我々もいい加減のび太ママの声に耳を傾けなければならない。

映画版『ドラえもん』の中で三指に入る。
まなみ

まなみの感想・評価

5.0
みんなが動物っぽくなるとこ覚えてるんだけどストーリーでてこんなーーー!
Daiki

Daikiの感想・評価

3.0
後出しジャンケン的に考えると、この頃は環境問題を描いてもポジティブな雰囲気で終われちゃうんだなと、ある種の呑気さを感じてしまう。
ボスの最後のセリフは含蓄があったな。環境汚染したくてしてる人なんてほぼいないはずで、大きなシステムの中で汚染に加担してしまいがちなだけ。
84g

84gの感想・評価

3.6
 「平成が始まった頃から言い続けているのに、令和でもまだ我々はニムゲである」

 唐突に、のび太がピンクのモヤの中を歩いて、動物の世界に異世界転移する。
 そこは夢の世界、動物たちが仲良く暮らすユートピアだった。
 ただひとつ、この世界と違うのは、人間が居ないことだった。

 ファンシーなタイトルとポスターとは打って変わって、内容は環境破壊への痛烈な批判。
 作品には全く登場しない、独善的なエゴイズムを持つひとりの科学者(あるいは複数)が、ある意味で主人公。
 環境に優しい食料生産プラントや効率の良い太陽光発電のノウハウなど、極めて高い科学技術が有ったが、それでも戦争は無くならなかったなら、誰だって絶望する気はする。

 この作品をリアルタイムで見ていた我々は、既に大人になった。
 それでもなお、環境破壊は続いている。
 環境破壊による異常気象、各地に溢れる戦争、人間だと知りながらも友達になってくれたチッポに、合わせる顔があるのだろうか。
 サイドストーリーではあるがのび太のママが環境破壊について勉強し、その結果で話は終わる。
 もちろん、環境保全は全体的な視点が必要で、局地的なものでしかない。
 だが、子供たちが奇跡的な戦いをする中、大人になったママもまた、冒険を続けている。
 そのことにもまた、メッセージを感じる。
ニムゲから「可愛い子犬を人質として捕まえてあるからなー」ってヒントだけで「ろみちゃーーーん!!!」ってなるチッポの思い込みの高さにとりあえず突っ込みを😀

この映画何回観たかわからんほど好き。子供のころ環境問題について初めて触れたのはこの映画だった。
動物たちの神話と祝祭めっちゃアガる。全体的にかなりドラッグな感じする。クライマックスにはドラえもん映画史上最高にカッコいいのび太が観られます。
shucchi

shucchiの感想・評価

4.4
どうぶつさんたちとの、たのしくてやさしいおはなしだよ!
…なんてとんでもないパッケージ詐欺である。

とってもファンシーでお子様向けのモチーフでありながら、物語は冒頭から不穏な空気と巧みな伏線が展開され、確かな見応えと痛烈な社会批判で大人たちの胸をも打ち抜く名作です。

改めて観るとあらゆる要素が高いレベルでバランス良く纏まっており、ドラ映画入門編にも持ってこいと言える程の安定感を感じました。
なんかそろそろリメイクしそうな気が…

ニムゲ…昔は怖いなぁって印象が強かったですが、今観るとニムゲ=人間という批判的描写のための醜い行いがあからさまで、観ていて胸が苦しくなりますね。。
仕舞いにゃゴキブリ呼ばわりですよ笑

この人間社会への批判を徹底的に打ち出した本作の主題歌が、圧倒的人間讃歌「天までとどけ」というのも堪りません…!

「弱さ」も「らしさ」として歌い上げるこの詞の優しさに包まれながらのエンディング…!武田鉄矢大先生…ありがとうございます…!


なお、一番好きなシーンはゴリ郎のくだり笑
昔からめっちゃツボなんですわ。

うさ耳しずかちゃんはかわいくて大活躍だし、スネ夫はキツネ似合い過ぎだし、ドラえもんはタヌキさんに怒られるし…みんな大好きだけどのび太の熊さんだけ似合ってないしスキルもないのがちょっと寂しかったなぁ。。

ゴツゴーシュンギクが懐かしくて、その響きだけでなんだか嬉しくなった!
Mai

Maiの感想・評価

4.0
子供の頃から、何回見てんねんというくらい見ている、雲の王国の次にお気に入りのアニマルプラネット。

ドラえもん映画版の筋は何パターンかあって、完全なるファンタジーで終わるものと、悪と正義には完全には分けられないものの人間社会と対立するグループにのび太たち人間代表が立ち向かうというもの。それらに加えて、ハッキリした悪役が出てきてドラえもんたちが戦うもので、アニマルは最後のパターン。

アニマルプラネットと雲の王国の感想は、環境問題にフォーカスされがちだけど、安全保障が割と強い裏テーマなんじゃないかなと思う。今回も、序盤でしつこいくらいにアニマルプラネットのユートピア感を出しておき、それがゆえに理不尽に攻撃され、禁断と言われた森で難民キャンプを張らざるを得なくなる感じが、現実にもある話と被って見える。

この点で毎回気になるのは、ドラえもんは弱い側を助けている反面、毎回積極的に武力行使を選ぶ点。雲の王国では、のび太に止められても「脅しであって使わない」と言って雲戻しガスを用意して結果悪用され、今作でも戦い方を知らない動物に武器を持たせ、さらには積極的に敵を誘導して開戦の端緒を作っている(それで実は結果的に全員を危機的状況に追いやっている。)

F先生がここに無自覚だったわけはないので、所詮、人間の作ったロボットは戦うことを選ぶようにインプットされているということなのか(核エネルギーで動いているくらいだし)気になるところ。
>|

似ている作品