太陽に灼かれての作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『太陽に灼かれて』に投稿された感想・評価

30年代の大粛清時代のソ連を舞台にした、ニキータ・ミハルコフ製作・監督・脚本・主演作品。
シャンテシネにて
AR
4.0

ロシア革命後の豊かな生活に忍び寄る大粛清の影が不穏。全編にわたって映し出された幸せな家庭も、周囲の交流も全て悲劇の前振りだと考えると、やるせなさを感じてしまう。それと同時に監督の親バカっぷりも惜しみ…

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 太陽が明るく照っていて自然が美しいし街ゆく人々も朗らか。なのに起こっていることは地獄。

/終始軽トラで迷って色んな人に道を聞いてるおじさん、なんか社会主義の混乱自体を風刺してるように見えなくもな…

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スターリン独裁体制下。可愛い盛りの娘と最愛の妻と休日を過ごしていた「革命の英雄」の元に妻の昔恋人が訪ねてくる。三角関係を軸に描かれるホームドラマ。のどかな田舎の空気を引き裂いていく歴史の変わり目。や…

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Yuki
4.0

レンタルビデオ屋さんでジャケ買いみたいに借りたら良かった作品。誰にでも当たるのかはわからないけれど、社会に翻弄される人間のの葛藤と、映像の綺麗さに目を奪われる。所々皮肉な感じが散りばめられててそれが…

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Shaw
3.9

まあダルいペーシングで、物事がはっきりするまでが少し集中しづらいけど良かった。勝手に重厚でスローでメランコリックな作風を想像してたら実はめちゃクストリッツァを彷彿とさせるスタイルだった。終わり方が良…

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4.3

最初がコメディっぽく
始まったからぼーっと
観てたけど最後らへん😞
時代の荒波に飲まれるって
こういうこと
自分が何者か見失うという
よりは何者であるか決めないと
生きていけないという世の中
ナージ…

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3.8
良かった。のどかで活き活きとした人々の営みの中に忍び寄る不穏な影の恐ろしさ。恋愛ドラマの形に落とし込んた見易い反戦映画になっていると思う。
スターリン主義共産党の陰湿さ、残虐さの描き方が弱い。個人の資質によるところが大きいと誤解するおそれがある。

ミハルコフは、地獄への道は善意で敷きつめられているという格言をかみしめるべきだった。

あの時代は、誰しもが偶像崇拝という病的な太陽に灼かれていたということなんだろうけど、プーチンに強く肩入れをするニキータ・ミハルコフが撮っても説得力がまるでないというか、なんなら現在進行形で新しい病的…

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