グッドモーニング・バビロン!の作品情報・感想・評価

「グッドモーニング・バビロン!」に投稿された感想・評価

k

kの感想・評価

3.7
温かみのある綺麗な映画。
雰囲気がなんとも好きな感じ。

イタリア人の誇りと愛国心が素晴らしいな。
言葉選びもいちいちおしゃれで森でのラブシーンなんて最高。

ラストは端折った感否めないが、
二人がまた会えた事に感謝。

D.W.グリフィスか、
まだまだ知らない映画が沢山あるな。
全編映画へのオマージュ。グリフィスの「イントレランス」の巨大セットに携わったイタリア人兄弟の話。運なるかな命なるかな、それを運命と言う。
実際に近くで生演奏させながら撮影するとか、大きな装置を使って太陽の光をスタジオに差し込ませるとか、大規模なセットだとか、現代となっては信じられないような映画の現場の数々が面白い。

ラストのカメラを回すシーンは圧巻。愛や友情がハリウッドという場所で勝利するも、現実の世界では脆いものだというやるせなさ、それでも希望を感じられる物語。
イントレランスをわざわざ使う意味は何か?偶然の積み重ねが多すぎ。セットに光を入れるシーンは感動する。
kyon

kyonの感想・評価

3.5
グリフィスの『イントレランス』のバビロン篇の巨大な象を作ったイタリア人兄弟の物語。

イタリア映画だけど、当時の世界の雰囲気やハリウッドの立ち位置なども相互的に見れて面白い。

どこまで史実に基づいてるかはわからないけど、確かにグリフィスがイタリア映画の『カビリア』を観て、『イントレランス』製作に踏み切ったっていうところは聞いたことあるなとか、グリフィスの描かれ方がイケメンすぎた笑


でも前作の『国民の創生』で人種差別的だと非難されたグリフィスがちょうど第一次世界大戦のタイミングで『イントレランス』で、まさに反戦メッセージ(人類はこれまであらゆる不寛容の末に悲劇を起こしてきた)を作品を通して描いたのは印象的だし、さらにヒットしなかったこともなんだか切ない。

イタリア映画観て毎回思うのはその質感の豊かさが良いなということ。衣装も毎回思う。スーツやドレス、役者が纏うあらゆる衣装がすごく生地感から色彩感、サイジング的にも上質に見える。

ヨーロッパの作品を観るとよく感じるんだけど、画面の質感は大切だよなぁ。

いつでもどこでも平等、だった兄弟が時を経るにつれてずれてきて、それぞれの人生を歩んでいく展開がベタだけど妙に心に残った。
蹂躙

蹂躙の感想・評価

4.0
温かいほっこりとした質感の映画。
登場人物の感情が読み取りにくいというか、「え、何その表情?」っていうカットが沢山淡々と出てくるのが不思議だった。また、そのせいか、恋が成就した瞬間やグラスにリベンジした時にいまいち一緒に喜べなかった・・。あと、兄弟がわかれるとき唐突さを感じた。それも一種のリアリズムなのかな?

カメラはあまり動かない。中心に対象物があるカットが多い。シンバルとか音が映像を繋げてるのが面白かった。父とのシンクロも。

霧からセットが出てくるシーン良かった。

グリフィスがイタリア語しゃべってた。兄弟で好きな子かぶらなくて良かったね。森の中のラブシーン良かった。
kassatti

kassattiの感想・評価

4.2
何度も借りてみてしまった。今また思い出して観たくなりました。映画のための、映画でした。
タヴィアーニ兄弟が描く、映画についての映画。

グリフィスのイントレランスにおいて巨大な象の彫刻をデザインしたらしいイタリア人兄弟の話で、他のタヴィアーニ兄弟作品と比べると映像の美しさはあまり堪能できないものの、ハリウッド黎明期の空気には結構しんみりさせられるものがあったしイントレランス試写会の場面は再現とはいえまさに歴史的瞬間って感じで胸が熱くなった。

一番好きな光のシーンとかミュージカルっぽい場面への移行がスムーズすぎるシーン、そして最期の撮影の戦争批判的表現等流石タヴィアーニ兄弟と唸る箇所も結構あり、ドラマ性が強いせいか他の作品程気に入りはしなかったけど力作であることに異論は無い。
最初のシーンで顔下半分が無精髭のイタリア男以上に好きなもの無いなと思って以降それ以外なにも考えられなくなった

不在の音楽が人間を繋いでいく。この映画を観ている私たちのためのBGMにすぎないはずの音楽を、いつのまにか登場人物たちが聴きはじめ、それが遠い場所どうしにいる登場人間たちを繋いでいく。
この演出は「カオス・シチリア物語」でも3度かそれ以上繰り返されている──あの鳥虐待プロローグにおいてはご丁寧にも「音楽!」という台詞付きだ──これは思いつきの演出ではない。
それ自体がどう、というのは私にはよくわからないけど、ただこの映画においては謎の小さいシンバルとなぜか迫ってくる赤ワインと共にそれが出てきて兄弟喧嘩が解決するので楽しくなってしまうのだった。

神殿から縄を使って降りていく冒頭、お祝いだったはずの宴、父親との別離、概念的な肉体労働(かわいそうな豚)、電車への飛び乗り、見るからに怪しいグリフィス、概念的なハリウッド(霧の中から“本物”のように現れるセット!)、「フィレンツェ万歳!」、鳥かごに手紙満載という破天荒すぎる告白、幼き日の運命的な決闘、燃える象、鎖で繋がれる兄弟、予定調和のような出獄と成功、ほんとうの祝宴、試写会、流産、そしてあのラストシーン。死の淵でお互いの顔を撮り合う兄弟と、幻想上の神殿。
観ている間ひたすら幸せ、という映画はなかなかないんだけど、これはそれだった。主人公たちに「おれたちはダヴィンチの子孫だ」と言わせてみせるだけあるというか……感謝の正拳突き1万回やった人の撮る映画って感じだった……。
seo

seoの感想・評価

3.8
大学の授業にて鑑賞。

最近イタリアにたまらなく魅力を感じている
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