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宗教アレルギーがある方はあまりオススメできませんが(私も宗教アレルギーがあります)、「宗教」というものを考える時に疑問を投げかけてくれる秀作だと思いました。宗教の話だけにとどまらない一途な人間に対し…
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2025-54
宗教の限界というんですかね、救いの限界を感じました。結局救ってくれるのはソンガンホのような人の温もりなのかな。とてもお節介でおバカで謎に人脈広いおじさんですが、ずっと隣にいてくれる…
今まで縁がなかったけどイチャンドンのヤバさがこの一本でめちゃくちゃわかった
ここまで残酷な話なのに露悪さがなくて凄く自然に展開していって自分に酔ってる痛さもない
主演のチャンドヨンの端正な顔立ちなが…
我が子を失った主人公がキリスト教を通してもがき苦しむ様をチョン・ドヨンの圧倒的な演技力で描ききるイチャンドン監督の傑作。
イチャンドンから韓国映画に愛された男と言われたソン・ガンホも素晴らしい。韓…
・不条理なことが起こる重たい作品だけど、集会でCDを大音量でかけて去っていくところの痛快さとユーモアがとても良かった。あそこのヌケの良さが好き。
・ソンガンホだけじゃなく、近所の女性たちも陽だまりの…
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カラマーゾフ家の次男を発狂させた神の不在の話だった。
息子を殺されたシングルマザーのシネは、キリストの信仰に目覚める。
信仰の実践が愛息を殺した犯人への面会であったが、彼が悪辣な野郎のままであればい…
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うわぁお。久々に食らったぜー
イチャンドン凄まじい。
リアルではない、これはナチュラルだ。
観客の安易な感情移入を徹底的に拒む、なのに映画としてのダイナミズムがある。
テンポ良いのに決して大事なとこ…
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主演の2人ともがすごすぎる。
キム社長の「いい人」はフィクションあるあるの過剰でみんなが崇め奉っているいい人ではなく、素で愛される人。ただシネと波長が合わないだけ、それでも最初に車で交わした会話だけ…
悲劇に襲われたシングルマザーがひたすらに絶望を与えられる姿を淡々と切り取りながらも、その再生と喪失の仕方が結構変化球で目が離せなかった。
中盤辺りで意外な形で救いを得るが、それと同じ形で再び喪失を…