198本目は早稲田松竹で開催された「イ・チャンドン監督特集」に参加。
休日の夜の回だったが、7割くらいの席が埋まった。
感想を書くのが難しい…
序盤から中盤くらいまでは、ある意味での寓話的な展開…
亡き夫の故郷で心機一転ピアノ講師として新生活を始めるが…。
愛する息子が誘拐されるという事件が発生。そこから主人公は精神的に追いやられ、もともと無宗教だったのに、救いを求めて教会の門を叩く…
なん…
このレビューはネタバレを含みます
大切な人を失った痛み、そんな自分に目もくれず、今までどおりに流れる他の人たちの日常の残酷さ、早く乗り越えたくても、時間が経つことでしか癒えることがないであろう喪失感。身近な人の死を経験しないとわから…
>>続きを読むイ・チャンドン、ずーんときた。信仰心を持ち合わせない身でも、神に救われたと歓び歌う人々の表情にはちょっとグッとくるものがあり、宗教のすべてを否定はできないなと思いながらも、その綻んだ糸を引き始めると…
>>続きを読む「ふりそそぐ陽射しをどれだけ浴びたら、あなたの悲しみは消えてゆくのだろう。」
淡々と冷たく丁寧に描き出していく伊ちゃんドンさんの映画ほんとすきです。
深い心の悲しみを負った後の過程を追っていく。人間…