沖縄の夏が舞台なのに全く温かみが無く、終始凍てついた雰囲気が漂っていた。
日常と死が溶け込みすぎていた。砂浜で遊んでいると思ったらその10秒後に人が死んでいる。バーでゆっくり酒を嗜んでいるといきな…
北野武には拘束された時間が必須な要素としてあると思う。
菊次郎でも、本作でも、8-10×でもそこには退屈な時間が流れていて退屈は如何に潰すか永遠に北野武は暇つぶしをしている気がする。
だからこそ…
いつ誰が死ぬか分からない緊張感がいい。日常パートも不気味な緊張感が漂っていた為に、突如現れた相撲のシーンに笑ってしまった。
オチは「その男凶暴につき」とリンクする所がある。思い返せばどちらの主人公…
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