初めてのロベール・ブレッソン、はよく解らなかった。誰も“ロバ”に執着していないように見え、何かの象徴にも見えない。
鞭打たれ、殴られ、蹴られ、ただひたすら労働させられるこのロバ畜生と“女”は、同じ…
長編作品を13本撮ったロベール・ブレッソンが、原作をドストエフスキーに求めた3本のうちの1つ。成熟期の恋愛小説『白痴』をベースとしており、『白痴』の基本ラインは、主人公ムイシュキン公爵とロゴージンの…
>>続きを読む手だけで誰か分かるのがすごい。
本当にロバを攻撃するので心痛んだ。恋愛パートは感情の動きを端折るので、置いていかれて所々困惑する、慣れれば平気。
・くしゃり紙オープニング→ロバの鳴き声
・ラジオで…
ドストエフスキーは『白痴』において、擬人化された聖性であるムイシュキン公爵の純粋さが世俗の論理と衝突し、地上へ引きずり降ろされる様を描いた。
これは、聖なるものが地上の現実でいかに苦難を強いられる…