大人は判ってくれないのネタバレレビュー・内容・結末

「大人は判ってくれない」に投稿されたネタバレ・内容・結末

昔から学校になじめなかった
15才くらいのときタイトルに惹かれてツタヤでVHS借りてからなんべんも見てる
親が、気分よかったのに急に機嫌損ねたりとか、そういうのあるあるだったから共感してた
最後に海に行くところを真似して学校をサボった
タイトル通りの作品。ただ、そこまで不遇には感じなかったので、頑張って努力して、法を犯す前に何かを得て欲しかった。
両親にとって中心にあるのは、自分であって、決して子供ではない。そもそも望んで産まれなかったのだから。子供は抵抗であり、防衛でもある嘘をしかつけない。大人は嘘をつく事自体しか注目しないし、今作の大人に関してはそもそも根本の部分に興味がない。それが教育であると固く信じている。その上、嘘をつくこと自体を徹底的に禁じる。自分自身が嘘をついていると言う事を棚に上げながら。しかし子供はその矛盾に気付いている。もう一年早く出会っておきたかった作品。
序盤の、教師がテキストを投げ捨てるまでのテンポの良さで傑作だと確信する。
大人の後ろに列をなした子供たちが気ままかつリズミカルに離脱していく様が楽しい。
主人公の友達の服装が渋い。
大人による庇護と迫害でぐしゃぐしゃになった身と心を振り払うかのように少年は全力で走る。
振り返った少年の曖昧な表情が脳裏にこびりつく。
基本は辛い話しなのだけれど、多感な少年達の愛らしさがあちこちに散りばめられ、キラキラと輝いている。トリュフォーがアントワーヌと同じ視点を持ち、寄り添っているのがすごく伝わってくる。それこそがこの映画の色褪せない魅力だと思う。ジャン・ピエール・レオの演技は、言うまでもなく素晴らしい。
私的オールタイムベストの1本。
最後の素晴らしい演出にすべてを持ってかれる映画。
どこにも居場所がなくて逃げて逃げて逃げまくった先は、海。
こっちを向いた少年の顔には、”大人”になって社会の歯車になるという逃れられない現実への諦めを感じた。

親という存在が、いかに子供の学力や社会への適応力に影響を及ぼすのかが分かる。
そして、子供から見た大人の世界の稚拙さ。いつからそんなエゴだらけの生活になるのか。
物心ついたころに、絶対的な存在だったはずの親や先生の稚拙さに気が付いて「ああ。この人たちも一人の人間なんだ。」と、大人になることや社会への嫌気や諦めを感じた感覚を思い出す。

ドラン監督の描く、母親【父親】と女性【男性】の両立や親子関係の難しさ、社会への順応の難しさがとても好きだが、その元祖を見た気がした。というか、そのくらい普遍的なテーマなのだと思う。
もちろん親が無責任に子供を感化院や少年院に入れたりしていた時代の話ではあるが、このような親子は現代の日本でも決して珍しくないと思う。

トリュフォーやスピルバーグのように、映画にしか逃げ場がなかったような人が作る映画には非常に共感が出来るし、映画の本質を感じる。
言わずもがなの
ヌーヴェルヴァーグの大傑作

いずれ必ず失われる少年時代の心という刹那をしっかりと捉えきっている。親や教師といった束縛の中で自由を求めるが何も上手くいかない。ラストシーンで少年は束縛を逃れ、完全な自由を手に入れる。しかし少年の表情は喜びとはかけ離れている。そして眼前にはあまりにも大きすぎる海が広がる。そこで映画が終わる。このラストシーンは忘れられない。自由を手に入れた少年は何を想うのか。他にも今では絶対に許されない少年の喫煙シーンなど、少年の心を描く印象的なシーンも数多くある。こちらの感性をぐらぐらと揺さぶり続ける素晴らしい映画だ。
フランソワ・トリュフォーに対してスカしたイメージを持っててけどこれは面白かった。中高生の頃感じた大人達に対する違和感ややるせない怒りみたいなものがむき出しに出てたし、そういった気持ちが時代と国境を超えてみんなが普遍的に持っていたということだろう。そんな名状しがたい気持ちを代弁し昇華した作品と言える。もっと早く、中高生のうちに出会いたかった。

親や教師を始めとする大人達から顔見るたびにガミガミ言われ、信用されなかったらそりゃグレるよなと。
ラストがずるい。


主人公の男の子の表情がずるい。全部良いもん。
鑑別所に運ばれていくときに流す涙と夜の街。

街並みだけでなく、印象的な映像がたくさんあった。
反復と繰り返しの多用がとりわけ記憶に残る。


それにしても可哀想。
出てくる大人がみんな悪い。

しかし、これは主人公の感情に移入してしまったからであって、大人は大人で思うところもあるんだろうな。
なんか大人の分を持ってしまうようになった自分も嫌だな。
冒頭から手のアンサンブルが止まらない。
教室での子供たちの手紙のリレー。
あのお母さん像は突然炎のごとくへと引き継がれる。
ラストの疾走感。
ここではないどこかへ、子供は旅をし続けるべきなのだ。
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