これくらい突き放して描いてほしい。サンドリーヌ・ボネールは俗や罪や悪を抱えた山羊、ジェラール・ドパルデューは神と善にすがるしかない羊。その二人が出会い、救われない対話を交わし、壊れて当然だった互いの…
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青ざめた光線。
夜明け前の草原。
壁掛けの十字架。
ある特定の宗教やその哲学をテーマに扱う作品は、ベースの知識がないとかなり難解に感じる(キリスト教関連は数も多いので特に)が、この作…
モーリス・ピアラ監督が、ジョルジュ・ベルナノスの原作を映画化。恋人を殺してしまった少女(サンドリーヌ・ボネール)の魂を救済しようとする神父(ジェラール・ドパルデュー)。しかし神父は、悪魔により人の心…
>>続きを読む道すがら悪魔に魅入られる瞬間で全て持ってかれる映画でした。ボネールの自殺シーンも見事で、ピアラの唐突さがもろに効いていた印象です。
ただ正直ルルの方が好きだし、心霊描写に若干引っかかるところはあり…